タクトウモン
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たくとうもん
デジタルモンスターの一種である。
他者を欺くことを嫌い、正道から外れた行いは剣で解決するという豪傑。
正義感を他者に押しつけることが多く、また理解されようともしていないため孤立して戦うことが多い。
自分の考えは自分が理解していれば良い、という考えの持ち主だからか誰かと対話をすることを放棄しており、極端な無口を貫いている。
やむを得ず誰かと会話するときは、白いネズミ型のカラクリペット「パイシュー」がタクトウモンの意思を代弁する。
それゆえにタクトウモンが自ら言葉を発するときは、特に重要なことを述べるときに限られている。
シャカモンに由来するデータが内包された宝具「宝塔(パオター)」を左掌のガントレットに宿しており、これを用いて相手の闘争心を封じることが出来るため、タクトウモンは自分に逆らうデジモンを大人しくさせる。
初登場は中国で展開されているアプリ『デジモン新世紀』。
進化元はベオウルフモンとブリウエルドラモンというどうしてこうなったと言わんばかりの奇妙なものとなっている。
モチーフ
道教の神「托塔李天王」。
中国・唐代の武将「李靖」、仏教の守護神でインド神話のクベーラを原典とする「毘沙門天」が習合した存在。
『西遊記』や『封神演義』にも登場し、日本人には哪吒の父親として活躍する後者がお馴染みだろう。
しかし、封神演義の時代設定が殷である為、唐代の人物である李靖が存在しているのはかなり矛盾している。
本作においては元となったデータの要素に李靖、シャカモン関係者・ネズミを遣いとする・宝塔を持つなどの設定は毘沙門天をベースとしている。
日本では毘沙門天の使いはトラやムカデとされているが、中国ではネズミを遣いとするのがメジャーなようだ。
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