概要
タ号試作特殊攻撃機とは、大日本帝国陸軍の特別攻撃(特攻)専用の航空機である。
試作は日本国際航空工業および立川飛行機によっておこなわれ、3機が完成したが制式採用前に終戦を迎えている。
特徴
模型飛行機のごとく無骨で直角的な機体形状は大戦末期の物資および人的資源の不足に起因するもので、熟練者のいない小さな工場でも用意に製造できるような配慮がなされている。
機体はほぼ木製で、一部は布張りであった。足まわりは固定脚。
特攻機という位置づけであるが、その機体構造の簡素さゆえに飛行能力は極端に低く、本土決戦において本土近海に迫った敵船舶を体当たりで撃沈することを想定していたと考えられる。
関連イラスト
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