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ダイアバトルス

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だいあばとるす

ダイアバトルスとは、玩具シリーズ『ダイアクロン』に登場するメカ。 その後継機であるダイアバトルスV2についても当記事にて解説する。

概要

第一次アタックシステムにて開発された小型戦闘マシン・バトルス01〜03の3機が合体したダイアクロン隊の戦闘ロボット。合体時の諸元は全高:8.2m、重量:9.3t、最高速度:マッハ6。武装は各マシンに搭載されている各種フリーゾンミサイルのほか、両腕からはダイアパンチを射出する。

バトルス01

空中も走行可能な高速戦闘車。武装は両サイドに備えられた局地型フリーゾンミサイル。ダイアバトルス合体時は頭部から腰部を構成する。最高速度はマッハ5。

バトルス02

巨大な主翼を備えた小型高速戦闘機で、ダイアバトルスの背部から腕部を構成。武装は2基のナパーム型フリーゾンミサイル。最高速度はマッハ10。

バトルス03

並列複座型の小型攻撃機で、ダイアバトルスの脚部を構成。高速フリーゾンミサイルを2基搭載。最高速度はマッハ6。

玩具について

玩具はバトルス01〜03をバラ売りにした単品箱とこれらがセットになった大型箱の2種の形態で発売された。

前腕部や腹部などの一部のパーツはダイキャスト製で、各マシンの下部には車輪があり転がし走行ができるほか、フリーゾンミサイルやダイアパンチはスプリング仕掛けで発射可能。ただし、合体状態ではバトルス01のコックピットが下向きとなり、バトルス02、03のコックピットも隠れてしまうため隊員のフィギュアを搭乗させる事はできなくなる。また、説明書には記載されていないが、バトルス02の主翼には予備のミサイルを取り付けられる。なお、合体時の可動箇所は肘のみとなっている。

ダイアバトルスV2

ネオアタックシステムの一環として製造されたダイアバトルスの最新モデル。名前のVはVariable(可変)を意味しており、機体の各部が損傷を受けても形態を変化させ戦闘の継続を可能とする「可変戦闘システム」が搭載されている。腕部や脚部等のパーツは個別化されている為、状況に応じて各部パーツを換装した様々なバリエーションが存在しており、各惑星の戦闘衛星基地に配備されている宇宙機動タイプがその一例である。

なお、本機の開発に当たっては性能試験の為にダイアクロン月面基地にてグレーの機体色のプロトタイプが建造されており、同機には高出力の超小型フリーゾンジェネレーターが搭載されているが、制御の難しさゆえにその後に量産された型はジェネレーター出力を下げている。

バトルス01

ダイアバトルスV2の中核をなすマシンで、チーフパイロットが搭乗。コックピットの後部には数々のセンサーを内包した“ヘッドユニット”が格納されており、決戦モード時に展開し起動する。機体両サイドに備えられたアームマウントは戦況に応じて各種射撃武装を装着可能。

ちなみに宇宙機動専用機のヘッドユニットはコズミックセンサー(額)と超電導光子センサー(目)を宇宙戦闘用に強化したものが採用されており、外観も異なっている。

バトルス02

腕部武装ユニットと空中機動ブースター、そして単座型のボレットモジュール機で構成された高速飛行戦闘マシン。これらの各部パーツはモジュール化されている為、武装の換装や破損したパーツの強制排除を容易に行える。パワードスーツ接続コネクタを装備しているためバトルス01の代わりに合体することが可能。

出力、航続距離、機動性を格段に向上させ、単独での超速宇宙航行が可能なフリーゾンドライブエンジン搭載のコスモリープブースターを左右に1基づつ装備し、更には重力圏内では重量制限のために装備できない予備のアームユニットの装備を可能とするLランチャーやフリーゾンビーム・カートリッジ弾を発射する大型砲・ファイヤースラッガーⅢを備えたコスモバトルス02という宇宙戦闘用の機種も開発されている。

余談ながらファイヤースラッガーは旧タカラの歴代の玩具シリーズの武装に冠された名前であり、いずれもデザインや「溶鉱炉一個分のバックブラストを放つ」という設定が共通している。初代ファイヤースラッガーは1988年に放送された『電脳警察サイバーコップ』のブラックチェンバーに格納されているサイバーウェポンの中の1つ、2代目は2008年に発売された『クールガール』のV.I.S. 強力迎撃部隊のフィギュアに付属している人工知能を搭載した低反動型速射破壊砲、そして3代目がこのダイアバトルスV2宇宙機動タイプとなる。

バトルス03

短距離であれば飛行も可能な陸上攻撃用ハイパワーマシン。脚部可変機動ユニットとそれを制御する複座型のボレットモジュール機で構成され、ボレットモジュールの後部格納庫には地上攻撃支援用の武装バイク・ロードヴァイパーが格納されている。走行用の履帯はエッジ部に超硬度カッターを露出させたベルトスラッシャーという格闘戦用の武装として転用可能。

ボレットファイター

バトルス02とバトルス03のボレットモジュールが合体した攻撃支援用戦闘機。初回限定版や月面基地Ver.のパッケージではスペルが"BORETTO"だったが、以降の製品では"BULLET"に修正されている。

ロードヴァイパー

フリーゾンエンジンで駆動する1人乗りの攻撃用武装バイクで、ダイアバトルスV2やビッグパワードGVなどのダイアクロン隊の主力メカに搭載されている。オンロード、オフロードを問わず走破可能で、武装はフロントホイール部に備えられた4門のパルスブラスター。

玩具について

玩具は2016年に再スタートした『ダイアクロン』の記念すべき第1弾商品としてリリース。ダイキャスト製パーツやミサイル発射ギミック、転がし走行用の車輪などは削除されたが、バトルス01に半格納された頭部がゼンマイ駆動により自動でせり上がるギミックがあり、クリア素材製の目は光にかざすと発光する。バトルス03のボレットファイター後部格納庫にはロードヴァイパーを格納可能。また、付属のマグネットシートを貼れば隊員フィギュアの脚に埋め込まれた磁石を利用して立たせる事ができる。なお、初回限定版のみダイアクロン隊員のフィギュアが4体付属する。

仕様変更で幾度か再販しているが、初期商品ということもあり接続ジョイントの数が多くなく、単機ではほかのマシンとの換装バリエーションに乏しいといった欠点が生じているが、別売りの商品に付属しているジョイント(パワードスーツやトライヴァースなどに同梱)を使用することで補える。

月面基地Ver.

2016年に通販サイト・タカラトミーモールにて販売された通販限定商品。形状や付属品は通常のダイアバトルスV2と同じだが、本体色は赤・青・黄色を主体としたトリコロールカラーから青みがかったグレーへと変更された。更に付属のロードヴァイパーは金色、ダイアクロン隊員は黒と黄色のツートンとなっている。

宇宙機動タイプ

頭部の形状を変更し、バトルス02の代わりに新規設計のコスモバトルス02などを同梱したもの。バトルス03は形状の変化こそないものの、足首に関節が追加され、立たせた時の安定性が向上している。

また、コスモバトルス02のLランチャーはバトルス01との合体時に双方のレール部分が繋がるようになっており、バトルス01からアームユニットをスライドして外した後にコスモバトルス02のファイヤースラッガーⅢをレールに沿って背部から腕部の位置にスライド移動させて装着するギミックが楽しめる。

この他にもスラッグキャノンやハンマーマグナムを取り付けてハンドガンに組み替えるアーマーホルダーや02ボレットモジュールにブースターユニットや別売りのレイドチャンバーなどを取り付け可能なボレットコネクターなどが付属しており、組み替え遊びの幅が更に広がっている。

コスモバトルス02はタカラトミーモール限定で単品でのリリースもされており、既存のバトルスに換装することが可能。アルファプラスVer.やレッドライトニング発売時にも仕様変更で発売されている。

アルファプラスVer.

初回限定版の各部に改修を加えた再販版に当たるもの。銀の塗装がより光沢のあるクロームシルバー塗装となり、バトルス02の主翼の可動部やバトルス02のボレットモジュール後部の接続ジョイントの強度が向上。隊員フィギュアのカラーリングは赤&青に変わり、ロードヴァイパーもクロームシルバーへと変更されている。

レッドライトニング

3度目の再販(宇宙機動タイプ含めると4度)となるバトルス。ノーマルの赤を黒に変更したカラバリだが、細かな仕様が変更されている。まず手首がトライヴァース仕様の開閉式となり、軟質だったアンテナパーツが硬質となり形状も変更となった。隊員は通常版同様3名だが、そのうちの1名が女性隊員となっている。またロードヴァイパーも女性隊員セット付属と同様の新型となった。

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