ダニー(金色のガッシュ!!)
がっしゅのだにー
「ガッシュか… オレはダニーボーイ…」
「……イヤ、ボーイは余計だ。ダニーだけだ」
「よし、ガッシュついてこい。シェミラの像見せてやるよ」
「いざとなりゃあ、オレの本の力で守ってやる!」
「へ… オレはダニーだ…」
「ボーイは余計なんだよ! じじい!!!」
(公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」内の魔物大百科、及び魔物発見場所マップから引用)
(※注1)作中において術の効果は明らかに「回復」なのだが、公式ファンブックにおける術属性は「格闘」となっている。
この点についての解説(考察)は当記事における「術」の項目を参照。
物語序盤(邂逅編)にて登場した魔物の子の一人。
本の色は紫。本の持ち主は貿易商のゴルドー(作中では職業について語られていないが、アニメ版27話のあらすじに「貿易商」と明記されている。ネット上に書かれている「資産家」は引用元が不明であり、おそらくデマなので注意)。
後述の通り、本編において魔物との術を使った戦闘が一度も描かれず、登場話数も僅か3話(アニメ版では1話のみ)だったにもかかわらず、原作が連載終了した現在でも高い人気を誇るキャラクターであり、今作における「兄貴」代表ともいえる存在。
現に第1回公式人気投票では、ガッシュや清麿といったレギュラーメンバーの多くがトップ10を占める中でも9位にランクインしており、投票時点で魔界に帰った魔物の中で最も順位が高いほど。
2023年7月にマイナビが実施したアンケート「金色のガッシュ!!で1番好きな魔物の子は?」でも作中に登場するほぼ全ての魔物が投票対象の中11位にランクインしており、連載20周年を迎えた現在でも根強いファンが多い模様。
容姿
長く逆立った銀髪が特徴的。眉なしの四白眼で、両目の下には他の人型の魔物と同様に線が入っている(ダニーは一本線)。
髪型については公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」にて「天然」だと回答されている(つまり髪をセットしているわけではなく、素で逆立っている)。
服装については、不良のボンタンのような紫色のズボンにベルトを2本巻いており、袖の破けた(あるいはダメージデザイン的な)紫のインナーの上に白いシャツを着ている。また、白シャツの胸部には紫色の羽(?)のような模様が描かれている。
人間換算年齢が10代中盤の魔物と同じく高身長であり、原作最終話やガッシュカフェの描写からウォンレイと同じくらいの背丈だとわかる。
また、高い格闘能力を表しているかのように両腕は非常に太く逞しく、優れた格闘能力を持つウォンレイやツァオロンにも劣らないほどに鍛え上げられていることが見て取れる。
性格
面倒見のよい兄貴肌な面と、まだ大人びているとまでは言い切れない未熟さが同居した、良い意味で「等身大の10代中盤の男の子」のような性格をしている。
初対面こそガッシュを問答無用で攻撃して取っ組み合いになったが、「王を決める戦い」において基本的に魔物は敵同士であり、初めは相手を警戒して当たり前なので、この行動だけを指してダニーを「喧嘩っ早い」「頭が単純」等と評するのは誤りである。
現に誤解が解けてからは短時間で打ち解け、行動を共にする中で何度もガッシュを気に掛けるような言動をしているため、基本的には友好的かつ穏やかな性格。
原作66話でも清磨から「いい兄貴分ができた」と言われており、ガッシュにとって「友達」や「仲間」とはまた違う「兄貴分」のような関係性になった魔物はダニーが初めてである。
アニメ版ではガッシュと打ち解けた後に「これはオレの分じゃねえから」とたい焼きを渡すシーンが追加されており、ダニーの優しさをより強調したような演出になっている。
また、本の持ち主であるゴルドーとは年齢や人生経験の差があるため、仕事の重要性を理解していないような発言や何かしらの失敗をした際に「ダニーボーイ(若造)」と呼ばれてしまい、その度に「ボーイは余計だ」とダニー本人が訂正する流れがお約束。
そのため、ゴルドーとよく口喧嘩こそしているものの、本質的にはキッド&ナゾナゾ博士と同じような「本当の孫と祖父」のような温かみのある関係性。
現にゴルドーが銃撃されそうになったら身を挺して庇い、人質にされたら攻撃を中断するなど、心の底では大切に思っている。
趣味嗜好について
たい焼きについては本編でも食べている他、原作7巻の裏表紙で幸せそうに大量のたい焼きを食べているイラストが描かれている。
本物の魚については食べているシーンこそないが、同じく原作7巻の中扉はゴルドーと談笑しながらカジキマグロを釣っている場面が描かれているので、釣りも得意なのかもしれない。
また、本編では魔界という(おそらく)自動車が存在しないであろう世界から来たにもかかわらず普通に車を運転しているが、これについては公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」にて「運転はゴルドーに習ったそうだ」と記載されている(正式に免許を取得しているのかは不明)。
アニメ版では未成年の無免許運転になってしまうので、ダニーが車を運転するシーンが無いように変更が加えられている(原作版とアニメ版との違いについては当記事における「活躍」の項目を参照)。
本編における戦闘は「ガッシュとの取っ組み合い」と「ギャングとの戦い」の2回のみであり、いずれも魔物との本格戦闘ではないため、実力に関しては未知数な点も多い。
一応、原作65話にてゴルドーが「前にワシらと戦った魔物のような、強い攻撃力はないが~」と発言しているシーンがあるため、魔物との戦闘自体は経験していると思われる(戦った魔物の詳細については作中でも公式情報でも明かされていない)。
しかも、作中で修得していた呪文は1つのみであり、なおかつ攻撃呪文ではないため、戦闘の際にはダニー自身の純粋な身体能力を活かすしかないという大きなハンデも抱えている。
だが、それでも尚ファンからは「もし序盤で退場しなければ、ファウード編~クリア編まで勝ち残ることができたのでは?」と期待されるほどに素質や伸びしろを高く評価されているという珍しい魔物でもある。
現に作中では、
- 邂逅編時点でのガッシュが視認できないほどの速度で背後に回り込む、ギャングとの戦闘では至近距離から放たれた銃弾を全弾回避し、残像が見えるほどのスピードで相手に急速接近する等の卓越した移動速度。
- 蹴り一発で分厚い鉄扉を蹴破り、扉の向こうで待ち伏せしていた成人男性2人もろとも数メートル以上吹き飛ばす脚力。
- 後述のラストシーンでは自力で車の屋根を突き破って大穴を開け、トレーラーから落下してきた数トンはありそうな荷台を持ち上げ続ける腕力。
といったように、素の身体能力が肉体強化を使っている状態の魔物に匹敵しているのではないかと思えるほどの非常に高い実力が垣間見える。
また、ゴルドーも「どんな力をも怖れぬ根性(ガッツ)がある」とダニーを評価しており、ガッシュとゴルドーがギャングに狙われた際には咄嗟に庇う等、精神面や状況判断力も優れている。
そして遂に、完全版4巻に収録されたオマケ漫画「ガッシュカフェ」にて、(本編におけるガッシュとの取っ組み合いを除けば)初めて魔物との戦闘が描かれた。
そこでは「戦闘」というより「手合わせ」ではあったが、作中でも屈指の格闘能力を持つウォンレイと互角以上に渡り合う実力が披露され、やはり素の身体能力に関しては作中でも上位であることが証明された。
後述のように術の効果は「回復」なのだが、公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」では術属性が「格闘」となっている。
どちらかといえばコルルやキャンチョメが分類されている「強化」の方が正しいと思われるのだが、なぜキクロプやウォンレイと同じ「格闘」に分類されているのかは不明。
これに関しても公式情報として補足が述べられたことはなく、現状ではあくまで推測になるが、おそらく以下で述べるようなジオルクの本質が理由だと考えられる。
ジオルク
「どれだけ傷つこうが、本を燃やされないかぎり、すぐにでも再生・回復する…」
「超回復能力!!!」
ダニーが使用した唯一の呪文。
効果はいたってシンプルであり、一瞬で自身の肉体を全回復させる。
公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」では「瀕死の重傷でも一瞬で完全に治癒する」と解説されているので、「一定量の回復」や「何%の回復」等ではなく文字通りの「全回復」である。
作中でもゴルドーが上記のように「本を燃やされない限り、すぐにでも再生・回復する超回復能力」と表現している。
同じく回復の術であるティオのサイフォジオと比較した場合、
- 「自身の身体しか対象にできないが、必ず全回復できる」ジオルク。
- 「複数人の仲間を同時に回復させることもでき、傷だけでなく心の力も回復可能だが、必ずしも全回復させられるわけではない」サイフォジオ。
と、回復力や利便性の面で棲み分けされているように見える。
あくまで「回復」の効果であり、いわゆる「一定時間無敵、無効化」等の効果ではないため、回復の前後でも痛みは感じてしまう模様。
とはいえ全身を銃で撃たれて吐血し、血だらけになった状態からも一瞬で復活しており、弾丸も自動的に体外に排出されているので、出血した分の血量や傷口をも完治させるほどの強力な術だと思われる。
尚、作中の描写を細かく表すならば、「大量の銃弾を受けたダニーが倒れる→ジオルクを発動→立ち上がったダニーが再びガッシュ達を庇い、新たに受けた銃弾のダメージをも帳消しにしている」というものになっている。
また、その後もゴルドーが心の力を出し続けてはいるが、ジオルクを唱え直しているわけではないにもかかわらず、銃弾を防いだダニーの両手が瞬時に回復している描写がある。
これらの描写を踏まえると、この術は厳密には「術を唱えた瞬間だけ自身を全回復させる」効果ではなく「一度術を唱え、心の力を込めている間はいかなるダメージをも完治させ続ける」効果だと考えられる。
もしそうであるのならば、ジオルクの本質は単なる回復呪文ではなく「ダメージを実質的に無効化しながら格闘戦を継続できるようになる、いわゆる格闘補助術」とも定義できるので、ダニーの術属性が「格闘」なのも納得できる面がある。
他、クリア編での描写から、一部のファンの間では「シンが付いていないからジオルクは元からシン級呪文、あるいはシン級相当の呪文」等と見なされることもあるが、該当シーンでシンが付かなかったのは術の「強さ」ではなく「効果上の都合」だと思われる。
(されどそれでも自分自身限定とはいえ問答無用で全回復する完成され切った効果はやはり強力無比すら生ぬるいほどであることに変わりなく、そういう意味ではシン級と同等どころかもはや超越した呪文と捉えるのも間違いとは言い切れない。)
なぜシンが付かなかったのかについての解説は当記事における「活躍」の項目を参照(解説上ネタバレが含まれる点だけはご了承願いたい)。
初登場は原作64話。
「18世紀の巨匠の幻の最高傑作」であり、数百億の値が付くといわれる「シェミラ像」を護送するため、海外から日本の美術館へとやってきた。
モチノキ国際美術館に到着した後は、ゴルドーからたい焼きのお使いを頼まれ、その際にシェミラ像を見に来たガッシュと遭遇(アニメ版では同行していたウマゴンとも顔を合わせている)。
彼が魔物と気付いて戦闘になるが、道に迷っていたことやシェミラ像を見に来たことが嘘ではないと知ってからは打ち解け、美術館へと案内する。
美術館へ着いた直後、ゴルドーからシェミラ像を強奪されたことを知らされ、優れた嗅覚でギャング達を追跡できるガッシュに協力してもらい、奪還を図る(原作ではシェミラ像を盗んだ組織についてはダニーから「泥棒」としか称されていないが、アニメ版ではゴルドーが「シェミラ像を盗みに来たギャング」と称するシーンがあるので、当記事ではギャングとする)。
船内での戦闘ではゴルドーが人質に取られ窮地に陥るも、ギリギリのタイミングで清磨が間に合い、無事に奪還に成功する。
解決後は車で移動し、シェミラ像を特別に見せてもらう等の和気あいあいとした空気で高速道路を走る一行。しかし突然、前方を走っていたトレーラーの後輪がパンクし、荷台がダニー達の車に向かって倒れてくる(※)。
(※)アニメ版27話では演出が大きく変更されており、事件解決後は港に警察が駆け付け、ギャング達が逮捕される様子が描かれている。また、ダニー達も港に留まっており、車を停めたまま内緒でシェミラ像を見せてもらうという流れになっている。
そこへギャングの一人が「捕まってたまるか」とヤケを起こしてトレーラーを暴走運転した結果として荷台が倒れてくる……といったように、原作では完全な「偶然」であった事故がアニメ版では「人為的」「ある種の報復」として描かれている。
荷台が倒れてくる中で逃げようとするも、ダニーはシェミラ像を入れたケースが座席に挟まってしまっていることに気付き、車の天井を突き破って荷台を受け止める。
「お前と一緒でもこの荷台は持ち上がらねえ」とガッシュを制止し、自身もろとも荷台を電撃で吹き飛ばすよう訴えるのだった。
だが、ゴルドーは「バカモノ!」と、車の中にシェミラ像だけでなくダニーの本も残っている(=ガッシュが術を打てば本も燃えてしまう)ことを指摘する。
それでもダニーは、
「いいから… 撃ってくれ…」
「オレは今…」
「この像を守る仕事をしてるんだ…」
と、初めて「仕事」に対する責任を口にする。
ガッシュと清麿も涙ながらにザケルを放ち、荷台を粉砕。
ボロボロになりながらも像を守り抜き、本が燃えたことで消えゆくダニー。
するとゴルドーはおもむろに、燃える本に火傷も厭わず手を触れてジオルクを唱え、傷を完治させる。
そして傷の治ったダニーに、
「よくやったな、ダニー」
と、初めて「ボーイ」を付けずに呼びかけた。
「へ… へへ… どうしたい?」
「若造(ボーイ)がついてねえじゃねえか?」
最後まで仕事をやり遂げたダニーを讃え、「今のお前を誰が若造(ボーイ)と呼ぶか」と告げるゴルドー。その嬉しさに、ダニーは涙が止まらなかった。
「きれいな姿で胸をはって帰れ。お前は立派に仕事をやりとげたんじゃ…」
とダニーを抱きしめるゴルドー。
「へ… そうさせてもらうぜ…」
「じじい… ありがとな…」
最後にはダニーも少年らしい笑みを浮かべ、魔界に帰っていった。
そしてダニーが帰った後、
「礼を言うのはこっちじゃわい…」
「楽しかったぞ… 我が息子(マイボーイ)よ…」
と、今までの「若造(ボーイ)」とは意味合いの異なる「息子(ボーイ)」を用い、ゴルドーも静かに涙を流すのだった。
アニメ版27話では同音異義語の演出をアニメで再現するのは難しかったのか、ゴルドーの台詞を「マイ・サン(My Son)」に変更することで表現している。
その後は原作277話における例の「えっちらオットセイ」のシーンでも1コマだけ登場しているが、これは活躍とまでは言えないので割愛。
そして再び読者やファンを感動させてくれたのが、原作終盤におけるクリア完全体との決戦。
クリア・ノートとの最終決戦の中、完全体となったクリアの力に圧倒され、消滅波を何発も受けたことで満足に動く筋力も残されていないガッシュ。
それでも決して諦めることなく立ち向かう姿は、魔界にいる全ての魔物の心を動かした。
ガッシュと清磨、二人の激情に呼応するかのように黄金に光輝いたガッシュの本には、「ジオルク」の呪文が現れていた。
そして清麿が術を唱え、完全に傷が癒えたガッシュの前に現れたのは、肩に手を添え、微笑みかけるダニーの姿だった。
「今度は… オレたちが、お前を助ける番だ…」
「さ、もうひとふんばりだぜ… ガッシュ…」
ガッシュの想いを感じたダニーは、「ガッシュを助けたい」と強く願い、ふと気が付くとガッシュの本の中にいたという。
そしてダニーは「力を貸すのはオレだけじゃない」と告げ、ダニーの援助を皮切りに逆転劇が始まるのであった。
ちなみにこのシーンは、「誰よりも先にガッシュを助けに来るのがダニー」である事自体が激アツ・感動だと多くのファンから好評価されている。
また、「金色の本」を介して発動した中でもパムーンと同じくシンの付く術を使用していないが、これはおそらくジオルクが元からシン級に匹敵しているといった意味ではなく、既に「全回復」という完結した効果のため、良い意味で「これ以上の強化・発展をしようがないから」だと思われる。
現にティオのサイフォジオは、同じ回復呪文ではあるが「ダメージによっては必ずしも全回復できない」「回復させる際には剣を刺す必要がある」といった改善の余地を残しているためか、「回復力の大幅向上」「対象に剣を刺さなくとも回復可能」という強化・発展を遂げたシン・サイフォジオとして登場している。
そして原作最終回ではウォンレイ、カマックと共に中国風の外観をした学校に通っており、親しげに会話をしている。
ちなみに学校に関しては「ゴールデンハーベスト体育中学校」という名前だと作者ブログにて回答されている。
その後も「実力」の項目で述べたように、完全版4巻に収録されたガッシュカフェではウォンレイと夢の共演を果たした。
続編「ガッシュ2」においては第2巻時点では未登場だが、ガッシュの「無事とわかっている魔物が一人だけいる」という言葉に対し清麿がブラゴやウォンレイと並んでダニーの名前を挙げているので、清麿にとっても人格・強さ共に信用できる魔物の一人だったことが示唆されている。
本の持ち主であり、ダニーにとって人間界での祖父のような存在。
「ダニーボーイ」とからかわれることこそ多かったものの、自身を見守り精神的に成長させてくれた存在でもある。
作中で唯一ダニーと関わりのあった魔物と本の持ち主。
「ガッシュの仲間として戦うところが見たかった」と惜しむ声は多く、続編「ガッシュ2」での実現を期待するファンも多い。
今作における「漢」「兄貴」代表達。
ファンの間ではダニーも彼らと同列で語られることが多い。
特にウォンレイとは「格闘属性」「本の色が紫系統」という共通点があり、ガッシュカフェでも共演する等の縁がある。
テッドとは、テッドは術によるブーストありとはいえ、基本的に戦闘そのものは己の肉体による肉弾戦一本という共通点がある。
差異を挙げるならば攻撃重視のテッド、守備重視のダニーと言ったところか。
本の持ち主が老人かつ深い信頼を築いている魔物達。
ガッシュ20周年にて
2021年に「金色のガッシュ!!」が20周年を迎えた際には、担当声優の山口勝平氏が自身のTwitterで(おそらく直筆の)ダニーのイラストを投稿しており、作者の雷句先生も感謝と感動を露わにしていた(実際のツイートはそれぞれのリンク先を参照)。