「友達はわたしが助ける!!」
概要
雨取千佳の放つ狙撃、ないし砲撃のこと。
千佳は隊員としての技量は発展途上ながら、ボーダー全隊員の中でもぶっちぎりのトリオン能力を有しており、その圧倒的なトリオン量からバランスブレイカーレベルの砲撃を繰り出すことができる。
入隊間もない訓練では、狙撃用に作られた訓練場の外壁にお試しで打ったアイビス(重量級の狙撃手用トリガー)1発で巨大な穴をぶち開けた。その様子はさながら波動砲の如し。
千佳は壁は一生かけても弁償をすると言っていたが、訓練場含むボーダー本部そのものがトリオンで出来ているため、復旧は容易で千佳が注目されるだけで済んだ。
この一件は「外壁ぶち抜き事件」と称されていることが鬼怒田開発室長の発言から明らかになり、危機感を覚えた開発室により即時本部の装甲の強化が行われた。この強化が功を奏して大規模侵攻では敵の爆撃を耐える事に成功している。間接的に千佳はボーダー本部を救ったと言える。
またその大規模侵攻ではA級でも手こずるトリオン兵『ラービット』を同じくアイビスにて一撃粉砕。
さらには狙撃トリガーより威力の劣るアステロイドでも粉微塵に粉砕している。作中で他にラービットを一撃で倒したのは太刀川の旋空弧月のみのため、規格外の破壊力が窺える。
ランク戦でもその狙撃はもはや狙撃とは形容されておらず、地形破壊のMAP兵器のような扱いを受けている。
一方で、その派手さゆえに発射箇所が割れやすく、タイミングを見切られれば回避や反撃などの対処が容易であるため、戦いなれた上位陣には簡単に通用しない。また、人が撃てないという彼女の課題を見破られた際、二宮からは「威力はあってもやれることはただの土木工事」と評されていた。