「黒トリガーの近界民にトリオン怪獣、そいつらを組ませてどうするつもりだ?」
概要
膨大なトリオンを持つ雨取千佳を表すタグ。
名付け親は城戸司令。
トリオンとはRPGで言うMPみたいなものであり、銃型トリガーの攻撃力やシールドの耐久値、継戦能力なども、全てトリオンをどれだけ持っているかによって決まる、戦闘における超重要要素である。
主人公の三雲修は、このトリオン量に恵まれず様々な苦労をしており、本来なら戦闘員たりえないとしてボーダーの入隊試験の際に足切りで落とされていたレベルであった。
それとは対照的に、千佳は異次元と言って差し支えない超膨大なトリオン量を備えている。
千佳のトリオンがどれだけ膨大かというと、近界出身で様々な国を傭兵のように渡り歩いてきたユーマが驚愕し、その旅に同行していたレプリカでも未だ嘗て記録にないレベルのトリオン量を持っている。
頻繁に千佳が近界民に狙われてきたのも、その莫大なトリオン量を狙われていたからである。
これをボーダーのトリガーで使用した場合
アイビス(威力重視型狙撃銃)の場合
- C級の訓練用トリガーで、トリオンで作られた本部の外壁に穴を開けた
- 大規模侵攻の時、A級隊員でも単独で挑むのはリスクが大きいとされる新型トリオン兵、「ラービット」の外骨格を容易くぶち抜いた
アステロイド(銃手/射手用通常弾)の場合
- 一つ一つが巨大なブロックとなり、連発により「ラービット」を完全に粉砕した
この話では修(トリオンが乏しい)、出水(天才)、千佳(怪獣)がそれぞれアステロイドを使っているので、比較してみると面白い。
その他トリガーの場合
- 胴を覆うほど広げたシールドで犬飼のアステロイドを完全にシャットアウト(本来、シールドは面積に応じて耐久性が反比例する仕様であるのにもかかわらずコレである)。
- トリオン量に応じて弾速補正が入るライトニングと併用することで鉛弾の低弾速というデメリットを踏み倒す。
- ハウンドやメテオラもアステロイドと同様に滅茶苦茶デカい。
- 特にメテオラ(炸裂弾)の威力は凄まじく、当然の如く大型ショッピングモールを半壊させ、うっかり爆発に巻き込まれた奥寺をコナゴナにした。
- Q&Aにて「もし千佳ちゃんが風刃を起動したら、光の帯は何本出現しますか?」という質問に対し「50~60本くらいと思われます。たぶんもう剣に見えない。」と回答。
- 同じくQ&Aにて「千佳がスパイダーを使ったらどうなりますか?一発で巨大なクモの巣が完成ですか?」という質問に対し、「修の百倍以上の数のワイヤーを一度に張れますが、ワイヤーの密度が高すぎて自分が身動きできなくなったり、自分や味方にワイヤーが刺さったりすると思います。」と回答
- 千佳のトリオンならスコーピオンを全身に纏って戦えるかもしれないらしい。
- ヒュース曰く、ハウンドとメテオラを適当に撃ちまくるだけで5、6点は取れるとのこと。
BBFによって千佳の具体的なトリオン量が判明したが、数値にすると38である。
これは天才と呼ばれるA級1位の出水が12,それまでボーダートップのトリオン量を誇っていたNo.1射手の二宮が14、千佳の師匠の木崎が11と、トリオンに優れているとされる面々と比べてもおよそ3倍は持っている。トリオンを増やす改造手術を受けたヒュースの18という数値の倍以上である。
しかも作者は、あくまで本部の予想値なので「実際はもっと高い数値だと思います」とBBFのあとがきに書いており、さらに若いほどトリオン器官が成長しやすいので、最も若い千佳はこれから更にトリオン量を伸ばす可能性もある。
現状でも黒トリガー持ちに匹敵する(というか彼女を超えるトリオンは全員黒トリガーである)とされる異次元のトリオン量を誇る千佳であるが、今後更なる成長の余地を残しているとも考えられる。