概要
ツユクサは、ツユクサ科ツユクサ属の植物の一種。ムラサキツユクサは同じツユクサ科ではあるが別属。
東アジアの温帯、暖帯に広く分布する野草で、日本では全土に分布する。夏に、青い花びらが2枚ある花を咲かせる。
利用
日本では花から青色の色素を取り出し、絵の具として使われてきた。布の染料として使うと色落ちしやすいが、これを逆手にとって友禅の下絵用に使われた。
野菜として栽培されることは少ないが、全草が食用になる。柔らかい葉や茎は生のままでも食べられるし、ゆでて和え物やおひたし、煮びたしにしたり炒め物や天ぷらなどで味わえる。花はエディブルフラワーとして、飲み物に浮かべても綺麗。
薬草としても使われ、煎じて服用すると咳止めに効果があったという。
近縁種
- オオボウシバナ
ツユクサの栽培品種で、栽培は江戸時代から始まっており、『本草図譜』に図版とともに記載がある。古くはこの花から青色の染料をとり、友禅染の下絵や布を青く染めるのに用いた。
現在では観賞用としての栽培がもっぱら。
関連タグ
露草(pixivでは主にキャラクター名として使われるタグ)