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概要編集

デト30形の置き換え用として1988年7月に1000形(初代)デハ1095・デハ1096の廃車発生部品を使用して1編成(デト11・デト12)2両が製造された。本形式の登場によりデト30形2両(デト31・デト32)ト70形1両(ト71)が廃車となった。

構造編集

重量物運搬のため魚腹形台枠を採用し、前面非貫通3枚窓の運転台、6人分の座席、窓枚、手動式ドア枚を持つ有蓋室がデト11形の浦賀寄りとデト12形の品川寄りに設けられた。有蓋室の窓サッシやドアは1000形の廃車発生品である。有蓋室は黄色に塗装され、赤帯が巻かれる。有蓋室以外の部分は荷台とされ、側面に高さの低いあおり戸が設けられた。あおり戸と台枠は灰色に塗装されている。有蓋室の妻面には荷台に出るための扉と、投光器が設けられた。最大積載量は18.0tまたは11.0立法メートルである。

運用編集

新町検車区に所属し、毎週月・木曜日に神奈川新町~金沢文庫~京急久里浜間の資材運搬列車として運用される。

改造編集

京急ファインテック久里浜事業所にて以下の改造が行われた。

集電装置をシングルアームパンタグラフへ交換

制御装置を抵抗制御からチョッパ制御に交換

主電動機及び台車を1500形VVVF改造による発生品に交換

前照灯の交換

LED式列車番号表示器の設置

関連項目編集

京浜急行電鉄

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