RPG「テイルズオブファンタジア(TOP)」の登場人物(NPC)。
人物設定(ゲーム原作)
ハーフエルフの血縁を持つ魔術師であり、ハーメルの町に住むスカーレット家に師事し、魔術を人の役に立つよう発展させた技術「魔科学」の研究を続けていた。
しかし「魔科学」に関わっていたのが災いし、魔科学を憎むダオスの精神干渉を受けてしまい、突如全てを捨てベネツィア市から西に離れた孤島の館に隠遁する。さらに、魔科学の発展に貢献した師であるスカーレット夫妻を事故に見せかけて殺害、証拠隠滅のため、ハーメルの町ごと壊滅させて全市民を殺害した。
クレス一行は、ハーメルの町の唯一の生き残りであるリアと共にデミテルの城に押し入り、仇を討つため戦闘となる。
戦闘では、ゴーレムや翼の悪魔など、複数のモンスターを下僕として(各機種によりモンスターは変わっている)召喚してくる。
キャラクターの変遷
原作であるSFC版では戦闘画面でのグラフィックが雑魚敵ヘルマスターの色違いであったが、PS版以降から、専用のグラフィックが用意された。
一方で、戦闘中の行動パターン及び使用特技は全く同じであり、使用特技が「ヘルジェム」と「サモンデーモン」なのは相変わらず。
デミテル本体は魔術系の特技をメインとしているため、下僕モンスターを片付けたあとは
大ダメージのサモンデーモンに注意すれば削って容易に仕留められるだろう。
PSP版ではほとんどのキャラクターに音がつき、
デミテルにもキャストが当てられた(結城比呂担当)。
小説「語られざる歴史」での設定
祭紀りゅーじ氏による単行本小説「語られざる歴史」においては、実は魔族(魔界の者)であり、魔族の人間界攻略の過程として魔科学に携わったとなっている。
魔科学は、大量にマナを消費するため、世界からマナを枯渇させ、人間に恩恵を与えるエルフや精霊の力を奪う目的があったようだ。
しかし師であるスカーレット家が魔科学の正体に気付き、ユークリッドの豪族に取り入って魔科学の正体を暴露しようとした所を、デミテルが口止めとして殺害。証拠隠滅のためハーメルの町ごと滅ぼしたとなっている。
小説内設定でのジェストーナ、ジャミルとは同じ立場の協力者であり、魔界では子爵級という階位まで持っている。
ゲーム原作の「操られた被害者」とは異なり、
れっきとした「悪役のひとり」という立ち位置で描写されている。