デュアルな彼女の倒し方
でゅあるなかのじょのたおしかた
『高校入学初日、俺に襲来したモンスター彼女・深森雫。メチャカワお嬢様な彼女と過ごす毎日は、とある重大な事情によって、ベリーハードモードに! なんと、深森雫は二重人格で、しかもどっちもカワイかったのだ! あ・い・つ・にだけは負けられない、大問題! 二重人格ラブコメディ、勃発!!』
(配信サイトの紹介文より)
「デュアルな彼女の倒し方」は、うかみによるラブコメ漫画。作者自身による略称は「デュアカノ」。
作者にとって初の週刊連載作品である。マガジンポケットにて2021年4月3日から連載中で、毎週土曜日に掲載。単行本第1巻は2021年9月27日に発売。
ガヴリールドロップアウトとの同時連載の兼ね合いか、「番外編」として1ページ漫画2本の掲載になることがある。
新堂 祐一 (しんどう ゆういち)
本作の主人公。趣味はフットサルと映画鑑賞。第1話の時点で高校1年生。基本的に名字で呼ばれる。
小学生の時のトラウマによりコミュ障化、中学校ではぼっちを極めてしまったため高校で再起を図ろうとするも、入学初日に自己紹介で失敗、さらにトラウマの元凶である雫と再会した上に彼女と付き合うことになってしまう。
ラブコメ主人公でありながらラッキースケベフラグを察知し折ろうとするが、気付いた頃には手遅れになっていることも多い。
雫と凪沙にある秘密を握られており、2人には下手に反抗できない。
深森 雫 (ふかもり しずく)
本作のヒロイン。新堂のクラスメイトであり、彼のトラウマの元凶。大企業の社長のお嬢様で豪邸に住んでいる。
新堂に好意を寄せているが、「新堂に対して素直に接するのが怖くて本心とは逆のことを言ってしまう難癖」により彼への態度だけやたらと辛辣。内心はデレだが外にはツンしか出せない状態であり、これには雫本人も困惑している。
小学生の頃は新堂と同じ学校に通っており、クラスも同じだった。転校してきたばかりの雫に最初に声をかけたのが新堂で内心は嬉しく思っていたが、この時から対応はツンツンで、最終的に新堂から見て「いじめ」相当までエスカレートしてしまい、彼にトラウマを植え付ける結果になった。
眠るたびに人格がオルタと入れ替わる。うたた寝のような短時間であっても睡眠薬や気絶によるものでも入れ替わるので、眠ること以外に特別な条件はない模様。オルタによると他者が勝手に入れ替えるのは「やっちゃいけないルール」とのこと。
お嬢様、髪の色、赤いリボン、スタイルの良さなど同作者のキャラの白羽=ラフィエル=エインズワースと共通点が多い。ただし性格はどちらの人格とも異なる。
オルタ
本作のもうひとりのヒロイン。雫のもうひとつの人格で、彼女にとっての恋のライバル。
雫によると「私の理想として生まれた正反対の存在」。新堂に対して常に好感度MAXで、明るくて人当たりが良く、歌も上手い(対する雫は壊滅的)。反面、お嬢様としての自覚は皆無で生活態度は非常にだらしない。雫の意思により高校入学まで外出を禁止されていた影響で、学力は中学レベルで流行にも疎い。
生み出されて以降の記憶は雫とはお互いに独立している。周囲に怪しまれないようにするため、必要な情報は「記録帳」と書かれたノートでやり取りしている。
常にそばにいる凪沙でも外見だけで雫とオルタを見分けることは不可能。カラーイラストでは瞳がオルタの方が赤みがかっているが、ほんの僅かな差なので片方だけ描かれていると読者にも判別できない。
「オルタ」の名は自ら名乗ったのか、便宜上そう呼ばれているだけなのかは現時点で不明。他にも「オルタ」を含むタグは多いため、タグを付ける際は「オルタ(デュアルな彼女の倒し方)」を推奨。
亜桜 凪沙 (あさくら なぎさ)
新堂や雫の同級生で、深森家の使用人でもある。学校では雫とは別のクラス。
学校にいる間は友人として雫を見守り、深森家ではメイドとして働くなど、常に雫(オルタ)の近くにいる。
メイド服を着ると仕事モードに切り替わり、知人に対しても呼び方や対応がガラッと変わる。使用人としては完璧だが、勉強は雫やオルタと同じく苦手としている。
自由奔放なオルタに手を焼いており、オルタとの関係がややこしいことになっている原因の新堂のこともあまり良くは思っていない。
黒髪や片目隠れなど顔は同作者のキャラの黒奈=メイフィストフェレス=シナモンロールと似ているが、髪の分け目やスタイルの良さ、性格などあらゆる要素が真逆になっている。