概要
魔界に棲息する種族で、首と胴体が離れているという特異な形態の持ち主。「首無し騎士」の異名をとり、魔王に仕える騎士団の精鋭たちである。
斬首刑に処された女性の遺体がデュラハンとして蘇った事例が確認されている他、彼女達が扱う剣も同様に人間の女性の首を刎ねる事で同族に転化させる事が可能であるという。
首と胴が離れている、という部分以外は魔物でない種族と見分けがつかないため、くっついた状態で姿を現してもデュラハンがいると気付けない事もある。
『図鑑』に描かれた個体はエルフ耳を持っており、仮に彼女が人界に来ても、エルフが来たと思われるだろう。
彼女達は他の魔物娘同様人間の男性の精を栄養源としている。普段は胴体部分に貯蔵され、そこから活動に必要な分だけ引き出して使うことで省エネを実現している。
デュラハン自身の欲望や感情、本音も胴体部分に納めてあるため、首から上が司る知性は、理性的な行動を可能としている。
しかし、この首には外れやすい、という弱点がある。落とされても命に別状はないが、首というフタが外れたデュラハンは胴体から欲望、感情、本音がダダ漏れの状態となってしまう。
デュラハンと戦闘になった際は、彼女達の首を落とすことで戦い「は」終わらせることができる。が、フタが外れるということは貯めていた精も出てしまうと言う事であり、性質が一変したデュラハンに性的な意味で襲われてしまう事は避けられない。
気に入った男性がいると掠いに来ることがある。その際には事前に実行の日時まで書いた予告状を送るのだが、魔王軍の精鋭たる彼女達の魔手から逃れ得た者は存在しない。
ロクロクビはジパング固有種のデュラハンだろう。