概要
白亜紀後期のアメリカヘルクリーク層に生息していたアルヴァレツサウルス類。
パルヴィクルソルらとともにパルヴィクルソル亜科を構成する。
トリエラルクンクスは発見から記載までの間、非公式の通称として「ヘルクリークアルヴァレスサウルス」と呼ばれていた。ヘルクリークからはかつて混同され“オルニトミムス”と呼ばれていたアルヴァレツサウルス類も知られているが、論文では触れられておらず関係は不明である。
属名は「フック船長」の意味で、特徴的な前肢を「ピーター・パン」に登場する悪役キャラクターであるフック船長の義手に喩えたもの。
指骨、橈骨、中足骨に基づいて記載され、大きさは全高約54cm、全長140〜150cmと推定されている。