概要
ドリコリンコプス等、ポリコティルス類の仲間になる首長竜のグループである。
首長竜とはいうがむしろ首が短いのでモササウルスをコンパクトにしたような体型で、頭は大きく長い吻部(口先)を持ち、ペンギンの翼を思わせるような鰭で素早く泳いでいたと言われている(なおモササウルスはコモドドラゴンに近く首長竜とは別のグループ)。
そのモササウルスは体(と長い尾の先にある尾鰭)をくねらせるスタイルで泳いだが、エラスモサウルス等の大型首長竜はクジラのようにゆったり泳ぎ、プリオサウルス類やポリコティルス類はペンギン若しくはアザラシやアシカのような素早い泳ぎをしていたとみられている。首長竜は尾が比較的短く四肢の鰭を主に使って泳いだ。
更にそのしっかりした鰭状の足を使って、陸に上がることができたと言われている。
ちなみにモササウルスは小さめの個体でも6~8メートルくらいあるが、トリナクロメラムの大きさは3メートルくらい。
名前は「大腿骨のはしにある3本の骨」という意味。