概要
首長竜プレシオサウルス類の一群であり、ポリコティルスの仲間達の分類である。大きな頭を持つのが特徴的な首長竜で、そのためにかつてはプリオサウルス類のグループだと考えられていたが、実際にはプリオサウルスよりもエラスモサウルスに近いグループである。祖先は小さな頭の動物で、その後、頭を大きくする方向へ進化したのであろう。白亜紀後期の北海道から見つかった化石から、アンモナイト等を食べていたことが分かった。白亜紀後期序盤に海洋無酸素事変(大規模火山噴火などによって海水の酸素が短期間で極端に減り海洋生態系が崩壊する環境激変)が起きたことで長きにわたって繁栄していた魚竜やプリオサウルス類が絶滅したが、ポリコティルス類はそれらの生態地位の一部を引き継ぐ形で進化したようである(同様の進化を果たしたグループとしてモササウルス科がいる)。