概要
CV:上村祐翔、石上静香(幼少期)/松岡禎丞(朗読劇・ロードオブヴァーミリオンⅣコラボ)
ボサボサの金髪に荒んだ茶眼の少年。フルネームはトルフィン・トルザルソン(トールズの息子トルフィン)。トルフィン・カルルセヴニ(侠気のトルフィンの意)という渾名でも呼ばれる。
少年時代には、アシェラッドに殺された父親・トールズの仇を討つために彼の命を狙い続けた。二本の短剣を得物として使い、並みの兵士では敵わないほどの強さを誇るが、極めて短慮でカッとなりやすい性格のため、苦境に追い込まれることもしばしば。
モデルは実在したとされるアイスランドの商人にして冒険家「ソルフィン・ソルザルソン」。
来歴
幼い頃は冒険好きの少年で船乗りレイフの冒険譚に目を輝かせていたが、ある日トールズがヨーム戦士団の元大戦士であった事を知る。幼さ故にその武勇にただ憧れ、なぜ父が戦いを捨てたのかは理解できなかった。父からは、戦いに対する無邪気な憧れを諌められるが、やはり理解できず、父がやむにやまれぬ事情から戦場に行く時には、好奇心から隠れて密航。その船旅で、アシェラッドとの戦いに遭遇してしまう。
父の恐るべき強さを目の当たりにしながらも大将の一騎打ちの約束を違えられ、ビョルンに自らが人質になってしまった時、父が剣を捨て自ら死を選んだ場面を目の当たりにしてしまう。復讐の念に取りつかれたトルフィンは仇を討つためにアシェラッド兵団に身を置くこととなる。
修羅場を経験するたびに死にかけながらも戦士として成長するが、頭の中は父への復讐しかない。何度もアシェラッドと一騎打ちを挑むも、アシェラッドには思考パターンを完全に読まれているため軽くあしらわれ、ついに果たせなかった。
やがてアシェラッドはデンマーク王家の第二王子クヌートに仕えるようになるが、王位継承の争いにより、クヌートの手でアシェラッドは殺害された。自らの手で復讐を果たせなかったトルフィンは、錯乱して思わずクヌートに襲いかかってしまう。王族を傷つけたことで処刑もやむなしであったが、クヌートの計らいにより、奴隷身分に落とされることで命は助かる。
ヴァイキングの誇りも人間としての尊厳も奪われたトルフィンだが、ここからが彼の真の戦いの始まりであった。
奴隷編
奴隷身分に落とされたトルフィンはケティルという農夫の男に買われ、彼の農場の開拓を命じられる。それから暫くして、同じ奴隷のエイナルと出会う。
その頃のトルフィンは、生きる目標を失ったことでケティルの農場にいる奉公人に食事の大半を食べられても何も言わないなど、非常に無気力であった。だが、蛇からの殺気に咄嗟に反応して身構える等、今まで培った戦闘技術は衰えていない。
一方で、就寝中は今まで殺してきた者達の怨嗟の悪夢に苛まれていた。エイナル達との交流で徐々に人らしい感情を取り戻していくが、それに伴い復讐に生きていた自らの軌跡に深い後悔を強く抱くようになる。また、奉公人達の喧嘩で殴られて気を失った時に死んだヴァイキング達の終わりの無い殺し合いを続ける空間に落ちかけてしまい、そこでアシェラッドと邂逅。彼から本物の戦士になるために本当の戦いをするように諭されて現実に戻される。
後にケティルの農場がクヌートに狙われ、クヌート達が攻めて来た時は自分を連れ戻しに来たレイフ達と逃げようとしたが、トルフィンは自らクヌートの陣営に赴いて停戦を申し出に行き、立ちはだかった従士からの100発のパンチを耐えたことで謁見が認められ、最終的にクヌートが撤収を受け入れた。
その後、エイナルとレイフ達とともに故郷へ帰還。しかし、故郷のほとんどの住民は誰も自分を覚えておらず、姉のユルヴァに至っては偽者扱いされてかなり落ち込むが、母のヘルガは一目でトルフィンだと信じてくれたことで、自身の親不孝を謝罪しながら帰宅を果たす(後に帰宅したユルヴァからその親不孝のことで強烈なアッパーを喰らい、一発で気絶される)。
コラボ
アーケードカードゲーム作品「ロードオブヴァーミリオンⅣ」において、アフタヌーンコラボとして参戦する。その際にボイスが実装される事となった。
ボイスに関しては、朗読劇でトルフィンを担当した松岡氏が引き続き担当。