概要
ラルさんが、「機動戦士ガンダム」に登場するドムをベースに改造したガンプラ。
「ランバ・ラルが一年戦争でドムを受領していたら」というIF設定に基づき、カラーリングは「青い巨星」のパーソナルカラーである青を基調とした物に変更されている。
ランバ・ラル専用ドムの設定は度々ゲーム作品などで取り上げられているポピュラーな物であるが、ドムR35は「戦闘を積み重ねその都度改修を加え続けられたラル専用ドム」というオリジナル設定に基づき外装や武装などに様々な改造が施されており、特に各部に追加されたバーニア類と、指揮官機の証である頭部ブレードアンテナ、そして両腕に配された専用シールドの存在が目を引く。
ドムの重装甲はそのままに、各部に増設されたバーニアによって機動力を極限まで高めている。
腰部とバックパックのバーニアは合体させる事で高機動モードとなり、推力を一定方向に集中させる事で敵に一気に肉薄する。
なお、各部バーニアの増設の際に出力面で劣る拡散ビーム砲はオミットされているが、砲口のモールドは埋められる事なくそのまま残されている。
グフR35と同じくラルさんのガンプラビルダーとしての高い模型製作技術に裏打ちされた高い完成度を誇り、陸戦型モビルスーツをベースとしていながらも宇宙での戦闘にも対応可能。強化された機動力によって相手に肉薄し、シールドで防御しながら敵を追い詰める戦闘スタイルを採る。
一方で機動力を高めた改造は操作性の低下を招いているが、ラルさんの腕はそれを補って余りある程であり、ガンプラバトルに於いてはメイジン・カワグチの操るガンダムアメイジングレッドウォーリアと互角に渡り合う事が出来る数少ない存在となっている。
ネーミング元はグフR35と同じく「ラル35歳」の略と思われるが、グフR35の初登場した前作から7年経った「トライ」で登場したこのガンプラにも年齢に該当する部分に同じ数字が用いられている理由は不明。
デザインは海老川兼武。
武装
多目的シールド
両腕に配されたシールド。グフ用の試作シールドを転用したという設定。
単なる防御兵装としてのみならず、先端部を折り曲げる事で打撃戦用のナックルモードに、シールドを回転させグリップを展開する事でマシンガンを備えたガンモードへと姿を変える。
ヒートサーベル
専用シールド内に収納されている格闘用武装。
デザインはグフR35と同じであり、グリップからヒート刃が展開される仕様もグフR35と同様である。
クロー
肘、膝部に合計四基増設された展開式クロー。
格闘戦で威力を発揮する。
ガンプラ
HGBFシリーズより、1/144スケールのものが発売されている。
手持ち武器のヒートサーベルがないものの、グフ或いはグフR35から流用が可能。