「確かに。だがどうにも─────」
「我がランサーが貴様の願いのために消費されるというのは、気分が悪い」
プロフィール
マスター階梯 | 第二位 |
---|---|
魔術系統 | 錬金術をベースとした独自魔術 |
魔術回路・質 | B |
魔術回路・量 | B |
魔術回路・編成 | 正常(起源の現出に伴い多少の変調あり) |
CV | 橋詰知久 |
概要
『Fate/Prototype蒼銀のフラグメンツ』劇中で行われた聖杯戦争に参加した魔術師。
ランサーのマスター。令呪は眼球に刻まれている。
「心理の支配者」の異名と典位を持つ、英国出身の一流の魔術師。封印指定が下る一歩手前の状態であり、時計塔から手出しされることなく自分の研究を完成させるため、時間稼ぎとして聖杯戦争に参加した。
人物
黒服とサングラスが特徴的な若い男性。
「執着」を起源に持ち、喜びも悲しみも無くただひたすらに根源を求め続ける性格で、人間味が非常に薄い。
サーヴァントに対する感情も特別な思い入れ等まったくなく、ランサーから見ても「人間と見なして良いか迷う」と評するほど。ただ、その人間味の乏しさ故か、ランサー以外に魔術師特有の歪みや利害行為の矛先を向ける描写の頻度も乏しく、霊薬絡みの行為以外で令呪を利己的に用いる素振りもない。
そんな中、セイバーの願いであるブリテン救済のために人理定礎の破壊を行おうとする愛歌の存在を知り、初めて抱いた怒りという感情に自分で奇妙さを覚えながらも彼女の目的を阻むために立ち塞がる。
ランサー・ナイジェル組の不運、それは宝具・霊薬ともに愛歌と相性最悪だった事だけでなく、
- 利他的な感情を行動に移すのが早いセイバー、アーチャー
- 狂化ありきか怪しい程の不屈ぶりと信念を見せるバーサーカー
- 俺様気質だけでなく慧眼も隠す気ゼロのライダー
など、終盤までに見所が極めて分かり易い面々ばかりがランサーと接触し、ひねくれ者やツンデレなどと無縁だったうえ、暴走するまで入院患者を一方的に苦しめる外道・メンドクサイ教師ともニアミスしたために、霊薬による余裕・観察眼低下も手伝って、ナイジェルの人間味希薄故の分かりにくい長所や、内に秘めた静かな炎に気づけなかった事。
そして、その発現条件が恋愛対象でなく反面教師である等、シグルトと大きくズレていた事であり、双方の内面的な相性は寧ろかなり良好であった。
能力
感情を操作する霊薬の創造を得意とし、その面に関しては英国でも最上級と自負している。
自分の起源を術式に組み込んでいるため、そのことが効果の高さと独自性に繋がっているが、術式があまりにも独特で継承がほぼ不可能とみなされたため、封印指定秒読みとなっている。
その効果は常軌を逸しており、高い対魔力を持つ自身のサーヴァントに対してすら効果を発揮し、最終的には心を壊してしまうほど。
関連人物
自分のサーヴァント。本人の性格もあり、道具に対するそれに近い対応。
余談
演者の橋詰氏はFateシリーズにおいてはアニメ版『Fate/Zero』のミトリネス役に続いて2度目の出演となる。
関連タグ
Fate/Prototype蒼銀のフラグメンツ 封印指定 原石