概要
ディーヴァ保安局が開発したアーハンの後継機で「最新型アーハン」「新世代型アーハン」などと呼ばれる。旧アーハンに比べて腕部・脚部とも長く、より人間に近いスマートなシルエットとなっており、待機形態も卵型に変更されている。待機状態による大気圏突入も可能で、地表付近ではパラシュートを展開して減速、降下する。
基本的な規格はアーハンと共通しているため、アーハン用のオプション兵装も装備可能。メモリ容量は大幅に拡張されており、電脳パーソナリティをまる一人分は運搬可能。
劇中では保安局上層部に反発、離反したアンジェラのディーヴァ脱出を助けるため、彼女の電脳パーソナリティを連れたフロンティアセッターが地上強襲用の低軌道駐屯地にアクセス。格納されていた本機及び大量のサポートシステムを強奪する(アンジェラ曰く、退職金代わり)。
防空隊の無人戦闘機による追撃に対応するため、電脳状態のアンジェラによる操縦とフロンティアセッターによるディーヴァ顔負けの演算バックアップを得て戦闘状態に突入し、スペックを最大限に発揮した超高機動で敵機12機をすべて撃墜。フロンティアセッターのメインフレームが存在する地上を狙って駐屯地から発射された共鳴弾頭ミサイルには、ロングバレルレールガンによる超長距離狙撃を命中させて撃破、そのまま大気圏に突入してロケット発射基地へ舞い戻った。
その後は、ディンゴが担いできたマテリアルボディへと意識を移したアンジェラが改めて搭乗し、基地を破壊するべく押し寄せるエージェントたちのアーハン部隊に戦いを挑み、ディンゴのサポートも受けながら一騎当千の立ち回りで損傷を受けながらもロケット発射という目的を達成した。エンディングではディンゴの大型ランドローバーに積まれて運ばれており、先代のアンジェラ機同様にスクラップとして売却される模様。
武装
ビームマシンガン
標準的なビーム兵器。
突撃用アサルトマシンガン
片手で扱える小型マシンガン。劇中では二挺持ちで使用していた。
短距離ミサイルランチャー
短い射程のミサイル。
多連装ミサイルポッド
腕部に装備するオプション兵装。小型ミサイルを多数搭載している。
ロングバレル・レールガン
長距離狙撃用のオプション兵装。その射程は地球のほぼ裏側に落下する共鳴弾頭ミサイルを狙撃出来るほど長い。
高周波振動ブレード
格闘戦用の片刃剣。
専用シールド
花びらを模した大型の盾。
兵装シールド
小説版で使用。機銃とブレード内蔵の盾。
外部出演
新規参戦枠ということもあり性能は
- 強化パーツ3つ装備可能(乗り換え前の通常アーハンは2つまで)
- 武装はほぼ射撃武装で弾数性でパイロット育成しやすい
- カスタムボーナスで射程が強化され、自機と隣接する味方に回避率増加の恩恵を与える特殊能力を得る
あえて欠点を挙げればアンジェラのエースボーナスが単独では発動させずらい(『分析』という精神コマンドがかかっている敵へのダメージ増加なのだが、アンジェラ本人は覚えない)のだが、同時に出撃させる面々次第で活かすチャンスを作れる上、倍率1.3倍なのでうまく決まった時の見返りもかなり期待でき、布陣次第ではむしろ長所とも言える。
なお、スパロボでは専用BGMは劇中音楽や主題歌アレンジなのだが楽園追放関連のBGMは何故かオリジナルBGM『DIGITAL DEADLINE』(プレミアムアニメソング&サウンドエディションには歌詞付きの『EONIAN』が収録されている)となっている。公式から明言はないものの、『楽園追放』の楽曲は作曲家への収入を配慮した都合上JASRACに信託がされておらず、その影響かスパロボにおいては前述の限定版の主題歌以外は一切原作の楽曲が採用されていない。
X-Ωでは2020年5月のイベントにて実装された。
立体化
グッドスマイルアームズからアクションフィギュアとして製品化されており、各種兵装はもちろん、変形機構も再現されている。