ニンドリくん
にんどりくん
任天堂ソフト専門のゲーム雑誌『Nintendo DREAM』の『どうぶつの森』連載企画コーナーにて、専用カードの読み取りによって登場するオリジナルの住民兼雑誌のマスコットとして一般公募され誕生したキャラクター。
デザインするにあたっては、種族がダチョウであること以外に特に指定は無く、応募者からは多数の個性的なデザイン案が投稿されたが、最終的にはゲームキューブをモチーフにしたシンプルなデザインが採用された。デザイナーは当時12歳であった「すずかぜ」氏。
Vol.102にて専用カードが付録として収録され、そのカードを読み込むことで実際に彼を村に呼び込むことができた。
カードeのプロフィールには「9月14日生まれ、4人兄妹。」と書かれており、実は『おいでよ』や『とびだせ』に先駆けて誕生日や家族構成が設定されている。
当初の容姿は全身がオレンジ色で、頭の後ろはゲームキューブのフタになっており、頬には通気孔と思われる穴が開いている。ゲームでの初期の服装もゲームキューブのロゴを配した「キューブなふく」である。
原案では翼の内側にコントローラのボタンやキーも付いていた。
デザインが決定した記念に連載された漫画には「頭のフタは実際に開いて、中にはディスクが入っている」「頭のスイッチを押すと目が映写機のように光り、スクリーンに映し出されたゲームで遊ぶことができる」「色違いの兄弟(コンテストの受賞作品)が多数いる」といった多数の裏設定が盛り込まれていた。
『どうぶつの森』シリーズの住人としては『どうぶつの森e+』にて雑誌の『ニンドリ』の付録の専用e+カードを読み込ませることでしか登場しない。
その後『おいでよ どうぶつの森』以降ではどのシリーズ作品にも登場せず、再登場することは今のところ叶っていない幻の住民となっている。
雑誌の『ニンドリ』のマスコットとしては現在も現役で、特に鉛筆を持ったニンドリくんのイラストは雑誌全体のアイコンのようなものであり、ニンドリくんは編集者や読者から親しまれて続けている。
デザインは『どうぶつの森e+』の頃から変化しており、まずゲームキューブ要素は頬の通気孔の柄を除いてなくなった。
また、ダチョウらしい長い首も省略されて、『どうぶつの森』のトリ住民のような体型で描かれることがほとんどになった。それでもダチョウであるという設定は維持されている様子。
『どうぶつの森』の連載企画コーナーにて公開されている『ニンドリ村』では彼になりきったむらびとが主宰を務める他、村の至る所に彼の意匠が取り入れられている。