概要
CV:藤原啓治
『BLOOD+』の登場人物。
ディーヴァ側シュヴァリエの七男。
表向きの顔はニューヨークのメトロポリタンオペラハウス(メット)のプロデューサーであり、ディーヴァのプロデュースを担当する。
オカマ言葉で軽薄を装いつつ、ディーヴァの母親役を演じている。しかし本性を露にした際は長兄であるアンシェルでさえ畏怖する程の威圧感を持つ。
ディーヴァの希望を叶えることに全身全霊を捧げており、また他のシュヴァリエたちの心情にも理解を示す。
その為たとえそれが狂気故の行動やディーヴァへの反意であっても応えている。逆に翼手に満たされた世界を築くというアンシェルの野望をあまり快く思っておらず、あまり手を貸す事はない。
一方でディーヴァと敵対する小夜に対しても正面から戦う気は全くなく、ジェイムズが一度小夜を敗北寸前まで追い詰めた時も「まだ小夜の死に場所に相応しくない」として戦闘を止めた事さえある(ジェイムズは当然激怒するも、彼の必殺の一撃をネイサンは片手で、しかも背を向けた状態で止めており、なお食い下がるも「殺すぞ」と凄まれ引かざるを得なかった)。末弟でありながら他のシュヴァリエが逆らえないほどの実力を有しており、一方で終始傍観の立場を貫いている。
正体
実はディーヴァのシュヴァリエではなく、小夜とディーヴァの母であるSAYAのシュヴァリエ。
一応ディーヴァのシュヴァリエであった「本物のネイサン」は居たようだが、ある時『何者か』に成り代わられたのが本編に登場したネイサンだとされる。
SAYAの娘たちの行く末を見届ける事が目的であり、小夜とディーヴァの最後の戦いでは子どもを産んだ事で血の力を失ったディーヴァが確実に負けることを知っていながら、それを本人にも話すことなく二人の戦いを見届けた。
ディーヴァの死後はSAYAのシュヴァリエであるために小夜の血では死なないことを利用して、自らの死を偽装。最終話ではパパラッチに扮しており、生存している事が示唆されていた。
続編にあたる『BLOOD♯』では、カイと共に暮らしているディーヴァの二人の娘響と奏の事を陰ながら見守っていたらしく、奏が友人に騙されて強姦されそうになった時に現れ助けている(本人曰く「キャスト以外がその娘に手を掛けるのは許さない」とのこと)。
その後のハジとの会話で自分がSAYAのシュヴァリエである事を明言している。