『俺の目的は、星脈噴出泉(ボルテックス)を求めてやってきた星霊部隊を潰すこと。その邪魔をするな。心しておけ。以上だ』
概要
CV:笠間淳
使徒聖の第八席。『神の見えざる手』の二つ名を持つ。頭部から足先までを帝都の制圧兵器研究機関が作り出した光学迷彩衣装に身を包んだ男。機械音声で喋るが滅多に口を開かない。帝国の機密任務のみに従事する刺客部隊である機構Ⅵ師出身。
人物像
徹頭徹尾任務の遂行のみを優先し、自分の行動の障害となるならば味方であろうと容赦しない非情さを持ち、捕虜に取られたミスミスを始めとした同胞の命すら意に介さず、むしろ彼らごと任務遂行のため敵地を爆撃するなど冷徹なまでに合理と効率を尊ぶ人物。
一方で星霊使いを徹底して『魔女』や『魔人』に『バケモノ』と過剰に蔑み人間ではないと断言し、ただ駆逐されるべき害獣だと嘲笑し、アリス達純血種を「王族気取り」と見下す上、皇庁の三血族が王位争いをする様を、自分たち使徒聖や八大使徒などの蹴落とし合いを棚に上げて「しょせんはバケモノはバケモノ」と嘲るなど天帝国の今の思想を具現化したようなレイシスト。
それ故、使徒聖でありながら魔女を脱獄させたイスカを裏切り者と蔑み信用してはいない。
イスカからも上記の味方を平然と犠牲にする気質から反感を抱かれている。
一方で璃洒や冥と予算優遇を賭けたニューイヤーレター配達競争で争った際には、配達速度を優先して肝心の宛先を度外視した結果、配達先から苦情を受け、配達点数を取り消されるなどかなり大雑把な面も明らかになった。
能力
使徒聖きっての格闘技術(サイレントキリング)の達人。アリスリーゼの鋼を上回る強度の氷の防壁や棘吹雪の剣を容易く破壊するほどの尋常ならざる膂力の持ち主で、さらには銃弾並みに加速した氷の投槍をつかみ取って投げ返すなど人間離れした戦闘力を素手で実現している。
またグロウリィの化身獣すら振り切るほどの機動力を有するなど、獣すら超える動体視力と身体能力の持ち主。
さらに上記の格闘技術と暗殺技術に加え上記の光学迷彩スーツにより非常に高度な隠密行動と奇襲が可能で並みの人間や星霊使いではまず見破ることはできない。刺客部隊出身なだけあって隠密性の高い、ほぼ完全に近い透明の刃を持つ硝子のナイフを複数所持し、上記の光学迷彩スーツと合わさって不可避の不意打ちと暗殺が可能。
左腕は義手で対星霊擲弾となっている。