概要
東方Project作品の作者であるZUNによるラクガキキャラクター。キャラクターのデザイン元は『東方Project』作品の主人公博麗霊夢(以下「霊夢」)。
ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国
発売日:2002年3月20日
ラクガキ王国では隠しボス専用のラクガキとして登場する。HP1500超えに加えて高い攻撃と防御力、群を抜いた素早さを誇り、容易に倒せるラクガキではない。
頭部には大きめのピンク色のリボン、さらに髪の毛を束ねた先にも同色のリボンを着けている。現在の所、ピンクのリボンを頭部に着けているのは西方Project作品の第1作秋霜玉に登場する霊夢とラクガキ王国のハクレイのミコのみ。またハクレイのミコは顔の両側に髪留めを付けていない。服は巫女装束で3Dグラフィックが荒い為、はっきりとしたデザインは把握しにくいが、PC-98版に登場する旧作の靈夢の巫女服に近い。さらにどのシリーズの靈夢(霊夢)の服装にもない背中の巨大な白いリボンが最大の特徴となっている。髪の毛の色は黒色だが腰まである長さで、PC-98版に登場する旧作の靈夢とWIN版に登場する霊夢の両方のイメージを連想させる。目が描かれておらず瞳の色は不明である。右手に御幣、先端には結び目から伸びる2つの輪付きのデザイン。柄の部分は黒色である。まほうワザ使用時に左手には黄色い紙を使用した封呪符を持つ。
こうげき系ワザ
- 封呪のおふだ - 封呪符を相手に投げつけるこうげき系ワザ、当たった後その場所が爆発を起こす。
- 夢想封印 - 詠唱に入りながら背景が暗転。そして、背後に環状に並んだ赤・青・緑・黄・紫の5つの光球が現れ、その中心から光線を出した後、いくつもの光球が相手めがけて飛んで行く。東方projectにおいても博麗霊夢を代表する技の一つだが、実は最初にこの技が登場したのは東方project作品ではなく、このラクガキ王国である。その意味でも、ハクレイのミコというキャラクターが登場した意義はとても大きい。
バリア系ワザ
- マカエシ - まほうワザを受けると相手のまほうを反射する。バリア同士の打ち合いの場合、光の壁が地面から生え相手を襲い、その後に赤色の光線が相手に照射されるワザになる。
まほう系ワザ
- 封呪符こうげき - 5つの光球によるまほう攻撃。こうげき系ワザを封じるこうげき封印と、こうげき系ワザを使うとダメージを受けるこうげき呪いを同時にかける。呪いの効果の方が長く続く。以下3つも同様。
- 封呪符まほう - 5つの光球によるまほう攻撃。まほう系ワザを封じるまほう封印と、まほう系ワザを使うとダメージを受けるまほう呪いを同時にかける。
- 封呪符バリア - 5つの光球によるまほう攻撃。バリア系ワザを封じるバリア封印と、バリア系ワザを使うとダメージを受けるバリア呪いを同時にかける。
- 封呪符チャージ - 5つの光球によるまほう攻撃。チャージを封じるチャージ封印と、チャージの回復効果を減衰させるチャージ呪いを同時にかける。
ラクガキ王国2 魔王城の戦い
発売日:2004年9月22日
ラクガキ王国2ではスペシャルカードとして扱われ、入手・使用することで自キャラとして使用できる。
頭部に赤色のリボン、それぞれに白いミシン目のラインが入っている。前作と同じく顔の両側に髪留めを付けていない。服は前作が旧作の巫女装束風であったのに対しWIN版に登場する霊夢の巫女服に近くなった。スカートは白い布地と赤い布地を組み合わせたタイプのスカートでそれぞれの布地にミシン目のラインが入っている。また今回の最大の特徴として胸元に白い大きめのリボンを着けていることがあげられる。髪の毛の色は黒色、腰まである長さは変わらないが今回は髪の毛を束ねてリボンで止めていない。瞳の色は黒である。前作と異なり右手に御幣、柄の部分は黒色で先端には格闘戦時に使用する突起物が付いたデザイン。敵をなぎ払ったり、突き刺したりする。
まほうワザ
第2作ではゲーム劇中でそれぞれのワザを使う敵をキャプチャーし自らのラクガキのワザを編集・使用して闘うことができる。前作に比べバリエーションも豊富で、ゲームを優位に進めていくには根気よく収集していく必要がある。また、ハクレイのミコのカード説明文にある”空を飛ぶこともできる”という一文を再現するためには「はばたき」というワザが必要になってくるので注意。
ラクガキ キングダム
サービス開始日:2021年1月28日
スマホゲームとして世に出た次回作でも上記の縁で登場が実現した。
ZUN氏がラクガキシステムを用いて描画したもので、デザインはほとんど霊夢と同様である。事前登録特典としてプリセット(すぐに使える既製ラクガキ)の形で配布された他、東方projectとのコラボイベントにて、最終高難度クエストのボスを務めた。
他のイベントボスは咲夜やレイミアなどの気合いの入ったモデリングのラクガキ(倒せば一応プリセットでの交換素材を得られる)なのだが、最後に待ち受けているのがまさしくラクガキ然とした風貌で多くのプレイヤーは面食らった。しかしながら、対策を講じなければ鍛えた自チームも瞬殺するほど殺意に満ちた性能であり、その意味ではコラボイベントに相応しい原作再現要素だったといえるだろう。
ちなみに霊夢の出演枠を奪う形でボスに就任したハクレイのミコだが、イベント用の霊夢のラクガキはちゃんと用意されており、素材と交換すれば自ラクガキとして使用できた。
備考
霧雨魔理沙も一緒に出すつもりでいたようだがラクガキ王国、ラクガキ王国2には登場しなかった。
=========================================================================
魔理沙はいません(^^;
描こうかと思ったんですが、霊夢よりディティールの多いキャラなので、
うまく描けませんでした。
(―幻想掲示板 2002年4月3日 東方Project作品の作者:ZUNのコメントから)
=========================================================================
第1作のラクガキ王国に登場するハクレイのミコは開発時の初期ネームとしてサヨちゃんという名前がつけられていたが製品版では現在の名前に変更されたようである。
関連イラスト
関連タグ
ラクガキ王国 ラクガキ王国2 ラクガキキングダム 博麗霊夢 博麗靈夢 霊夢 靈夢 東方Project 東方旧作 博麗の巫女 夢想封印 ZUN