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ハリティー

はりてぃー

鬼子母神の名で知られるインド神話に登場するヤクシニーの1人でもある女神。

概要編集

日本では漢音訳した「訶梨帝母」や「鬼子母神」の名で知られるヤクシニー。バリ島の魔女ランダと同一視される事もあり、ハーリーティーと表記される場合もある。


クベーラ(毘沙門天)の配下であるパンチーカ(般闍迦)の妻で、彼との間に千人(あるいは数百人)の子供を儲け、その子供たちを可愛がる一方で、子供の肉を好んで食す悪鬼としての一面を持っていた。


そんな現状を憂いた仏陀(釈迦如来)は彼女を改心させようと一計を案じて、子供たちの中でも最も可愛がっていた末の子の子供を隠す事にした。


するとハリティーは末子がいない悲しみに狂わんばかりに嘆き悲しんだ。そこへ仏陀が「千人も子供がいても、一人失うだけでそれほどにまで悲しいものだ。ならば、たった一人の子を食べられたその両親の嘆きも理解出来るであろう?」と戒め諭した。子供を失う悲しみを知ったハリティーは改心し、仏教へと帰依すると以降は人間の肉ではなくザクロを食べる様になり、安産と育児を司る女神になったとされている。


関連タグ編集

鬼子母神 ランダ ヤクシニー 仏教 インド神話 女神

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