「汚らわしき女」「忌まわしの淫婦」……数多の男たちが、そう吐き捨てていった
貴方も男が、世界が憎いのかしら
概要
CV:戸板優衣、絵師:BomBom
人物
どこか妖艶な雰囲気のある、黒いセーラー服を着た、黒髪ロングとオッドアイが特徴的な女子高生。テリオンという魔獣を連れている。
「暴力的な」「支配者たる」「天の教えに祝福された」男達を激しく憎み、侮蔑と嘲笑を隠さず高慢に相対する。一方、社会から排除されてしまった忌まわれし者達に対しては限りない慈愛を持って接し、キリトやアルク達を「私の愛しい子」と呼び(彼らもまたハーロットを「母さん」と呼んでいる)、実の子の様に慈しんでいる。
神器は、ハーロットの持つ金の盃。それは彼女と同様に世界から見放された者達の血と涙を受け取る器であり、彼女が憎む者がそれを口にしたが最期、それ無しでは正気を保てなくなる。
一方、イベントでは仲間であるスルト、アルク、アザトースとの家族関係はそのままである為か、主婦らしい側面が描かれることが増えている。が、家族以外にもお菓子を振る舞うイベントがあると薄力粉等を必要以上に増量した菓子を作っては男をブクブクに太らせようとする悪癖があることが判明。
ゲーム内の性能
2018年11月現在、☆3(通常)、☆5(通常)の2つのカードが公開されている。
☆3(通常) | ☆5(通常) | |
---|---|---|
二つ名 | 【退廃の乙女】 | 【世界を殺す獣】 |
コスト | 8 | 24 |
属性 | 冥 | 冥 |
武器 | 魔法 | 突撃 |
CS名 | 傾世傾国(スカーレットベイバロン) | (☆3(通常)と同じ) |
CS効果 | 敵に自属性・魔法ダメージ+マヒ付与 | (☆3(通常)と同じ) |
関連タグ
大淫婦バビロン(元ネタ)
関連リンク
ハーロットの真意(ネタバレ注意)
この先、メインクエスト8章後半の重大なネタバレが含まれています。未読の方は閲覧をご注意下さい。
ハーロットの真意は、「終わらないゲームを終わらせる」事。ゲームの裏に、自分を追放したエデンの天使の影が見えたからだ。彼女は自らを苦しめた天使達への復讐のために、それを決意した。加えて彼女はアルク達不死身学園の生徒達の悲惨な実験の事実を目の当たりにしており、実験を行った者達から聞き出した情報を元に、後述する例外処理の連鎖を引き起こした。
また、ハーロットとスルトには、ループ先で主人公と「家族」だった頃の記憶がある。共に笑い、共に泣き、共に暮らした掛け替えのない日々の記憶。幾度も繰り返した無残な結末の記憶。長いループの末、世界そのものを滅ぼすという結論に辿り着いたのだ。
主人公との決戦で追い詰められたハーロットは、主人公の剣を奪って自らの腹に刺した。そして、それを見て激昴したアルクと主人公を戦わせ、「繋ぎ止める(もしくは引き留める)」権能と「断ち離す」権能の衝突による例外処理の発生、及び過去に例外処理を発生させたケンゴ、リョウタ、トウジを同じ場に揃える事で今まで発生させた例外処理を含めた4人の例外処理を連鎖的に発生させ、東京をほぼ壊滅まで追い込んだ。
悲願の達成に気が緩み、その隙を名も知らない少女からの復讐の刃が襲う。だが、それをアルクが身体で受け止めた。そして「愛する我が子」の死により、「子供に生きていて欲しかった」という真の願いを思い出す。(これは後述する彼女の役割とも関係があると思われる)
アルクの死により絶望し、例外処理達の暴走も為す術がないと諦観していた。だが、アルクが生き返った事により一変。この東京で見せた事が無かったであろう、限りない愛情と感謝の年に満ちた優しい頬笑みを浮かべた。そして再び戦地に赴こうとするアルクを、二度と失いたくない気持ちから引き留めようとする。しかしスルト達とのやり取りにより、"子離れ"を決意する。例外の力は、ハーロットの「自らより先に子供が殺される」役割すらも超越していたのだ。
……東京(ここ)に喚ばれて、良かった。
本当よ、貴方のーーお母さんになれて、よかった。