『はい、回復希望者は横一列に並んでください。列からズレた人は面倒だから死んで』
概要
メギド72に登場する追放メギドの一人。ゲーム内の召喚(ガチャ)で引くことで仲間になる。
黒いナース服を着て巨大な人工蛭を武器に戦う金髪碧眼の美女、だが口が悪く初対面の相手でも淡々とした調子で毒舌を吐いていく。
プレイヤーであるソロモンに召喚された際も「頼りなさそうな貴方を助けに来た」と言ったり、ソロモンが苦労するのを見てて楽しいと言い放つなど、ドSな性格の持ち主。
ただその言動の根底には彼女なりの優しさがあり、自身を理解してくれているソロモンに対しては大きな感情を秘めている。
プロフィール
身長(ヴィータ体) | 163㎝ |
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年齢 | 23 |
転生日 | 1月9日 |
全高(メギド体) | 644cm |
体重(メギド体) | 104kg |
好物(メギド体) | 悲鳴をあげる生物 |
自分にとって価値のない者に対し冷めておりバカが嫌い。
なにも考えずハルマゲドンを起こそうとしているバカも嫌いなら、自分を追放した今のメギドラルはバカの極みだと思ってさらに嫌っている。
戦地などに現れては、看護師らしく治療にあたるが、そこに慈悲の心はない。ヴィータの存在を大きくすることがメギドラルのバカへの復讐と考えている。
(ゲーム内プロフィールより)
人物
先述の通り外見は美人だが口は非常に悪い。基本的に誰にでも敬語で話すもののヴィータをバカしかいないと見下しており、「観察」と称してストレス発散のはけ口に使っていたりする。生物的な序列ではメギド>幻獣>犬>ヴィータとまで発言するほど。
しかし治療行為はわざと負った怪我でもない限り、ヴィータの些細な怪我であっても真面目に行う。ただし彼女の治療は激痛を伴いそれはヴィータの青年男性が痛みのあまり気絶するレベルのもの。追放メギドでさえ彼女の腕は信頼していても治療が必ず痛いため重傷以外で頼ることはまずないという。ちなみに激痛が伴うのは彼女が意図してやっていることであり子供に対しては「泣かれるとうるさいので」普通に治療している。
激痛治療を意図して行うようになったのは、メギドラル時代に軍団員たちが彼女の治療をあてにして無茶な戦いをしたために、彼女が無意味なほど多数の負傷者や瀕死者を見てきたことも背景にある。
いくら治しても戦いに赴き死んでいく者たちをバカと言う一方で都度治療する自分もバカかもしれないと自嘲する考えも持っており、痛みを伴う治療は仲間が彼女の治療を恐れるように、つまり怪我をしないようになればいいという思惑が込められている。戦争であれば治療班の彼女もいつまでも生きているとは限らないため、最終的には自身が必要なくなることが「あるべき形」であると考えている。
もっとも痛みを伴う治療にはそういった考えとは別に彼女の嗜虐趣味も大きく含まれており、とあるヴィータは痛みを与えるのは彼女にとっての愛情だとみなした。
基本的には淡々としていて冷静かつマイペース。
ソロモンや仲間のメギドに対しても口の辛辣さは変わらず、馬鹿騒ぎをするメギドにはうんざりしている一方で怪我や治療が関わらない時は柔らかな対応も見せている。
無人島に漂流した際は好奇心旺盛なセーレを保護者のようにたしなめたり、カカオが実る森での幻獣退治の際は行軍中に疲れていることを言い出せないブエルの様子を察し、休憩を提案するなど他人をよく観察し気にかけているが彼女曰く「看護師としてやるべきことをやっているだけ」。面倒は嫌いだが割と頼られると応えてしまうタイプらしい。
軍団の医療班としての意識は高くシャックスが植物状態になった際は同性だからと身辺の介護を自ら申し出た他、ソロモンやフォカロルが命の危機に瀕した際には先述の痛みを伴う治療ではなく適切な処置を施していたりする。
ソロモンに対しては危険を顧みずに仲間を庇ったりする彼をヴィータの中でも度を超えたバカと言う一方で、自分のことを正しく理解していることに関してはストレートに好意を伝えてくれる。
「わたし、あなたのそういうところ、好きですよ」
ちなみに本人曰く火属性だが夏の暑さはダメらしい。季節限定ログインボイスでは暑くて溶けると弱音を吐く珍しい姿を見れる。
メギド体は触手のような蔦を生やした巨大な花の姿。メギドラル時代の好物は悲鳴をあげる生物で花柱を突き刺して養分を吸い獲物を治癒しつつ、長く生かしながら最後まで搾り取ったという。
ゲーム内の性能
ラッシュスタイルのトルーパー。
戦闘不能時に味方全体のHPを回復する特性に横一列回復の奥義と見た目通りのヒーラーとしての性能を持つが基礎ステータスが高くスキル・覚醒スキル共に攻撃スキルであるためアタッカーの性能も併せ持つ。
スキル・マスエフェクトでHP吸収攻撃、覚醒スキルで敵単体を毒状態にするなど短期決戦型のラッシュスタイルであるが耐久よりのキャラクターとなっている。
ただし特性は狙って発動させるのが難しく、実質的な回復手段は奥義のみとなる。バティンの覚醒ゲージは3と少なめで奥義の回復量も多いが、スキル一つで回復できるキャラと比べると緊急時の対応力ではやはり劣ってしまう。
攻撃面ではスキルのダメージ倍率がやや低めなため、高い攻撃力を活かしにくいがこちらは攻撃オーブを活用することでフォロー可能。
また高ステータスと単発攻撃を活かせる点穴パーティとの相性が非常によく、スキルのHP吸収にも点穴が乗るため大量にHPを吸収することができる。
その他盾役を入れずに前衛を固めてダメージを分散させる戦術ともよく噛み合っており、覚醒補助や奥義以外の回復手段を用意しておけばより安定性を増すことができる。
リジェネレイト版では火属性を扱うバーストとなり、HPが95%以上の敵に対して大ダメージを与える奥義を扱うアタッカーとなる。
万が一相手のHPが減ってしまったとしても、覚醒スキルでシフトした後にスキルを使う事で敵のHPを回復させるだけでなく、受ける火ダメージをアップさせる事も可能。
運用面でアスモデウスと共通する部分が多いがトルーパーなのでスナイパーのボスに対して特に活躍が期待できる。