概要
第49話「バラオ最後の賭け」に登場した。
巨烈兄弟を失った妖魔大帝バラオが自らの爪と髪の毛を使って妖魔一族1万2千年分の呪いを込めてマグマの中から復活させた妖魔の守り竜。バラオの体の一部を使って作られており、厳密には巨烈獣とは異なるが「妖魔巨烈獣」と称されていることが多い。
下半身は巨大な東洋龍のようであり、甲冑を着た四本腕のケンタウロスのような姿をしている。前方の腕には槍と剣を持ち、後方の腕の先には豪雷巨烈と激怒巨烈の生首が付いている。ただしこの生首たちは特に喋らない。
これが最初の出現ではなく、かつてムー帝国を襲撃し滅びを招いた元凶。その力はレムリアに巨烈獣100体分のパワーと評されている。
作中での鳴き声はゴジラやガメラのものが使われたらしい。
圧倒的な力でムトロポリスの最終手段とも言うべきミサイル防壁を容易く突破し迎撃に出たライディーンも翻弄し竜の口から放つ火炎で大ダメージを与えるが、自身も口の中にエネルギーカッターを叩き込まれた事で負傷し一時撤退する。
その後、バラオの魔力によって回復し再度ムトロポリスを襲撃。再起動したものの完全回復には至らず、ゴッドボイスが使えない状態のライディーンを一方的に攻め立てる。「ラ・ムーの星」の使用もやむを得ないかと思われたその時、多数のマグナムミサイルを満載した神宮寺力の乗ったブルーガーが口腔部から突入、体内で爆発したことで胴体後部が吹き飛んで弱体化してしまう。神宮寺の死に激怒した洸の逆襲の前に巨烈兄弟の首や上半身を斬り落とされた後、残った龍の胴体もゴッドバードで両断され撃破された。