概要
第36話「地獄の射手マダンガー」に登場した豪雷巨烈配下の巨烈獣。
頭部は鳥のような形状で、両足はキャタピラになっている。背中には矢筒を背負っており、右手に持つ弓矢による長距離射撃を得意とする。出撃権を賭けた前哨戦では激怒巨烈の巨烈獣ガントスをたやすく倒した。
妖魔の雷で精練した矢の威力はライディーンのゴッドブロックを貫くほど強力。また弓の両端をドリルのように回転させることで接近戦にも対応できる。
最大の特徴は、心臓部分をひびき洸の友人である岬百合香の内部に組み込んでおり、百合香が死なない限りはマダンガー自体を何度破壊しても復活してしまう。さらに受けたダメージはすべて百合香にフィードバックしてしまう。
豪雷巨烈は洸にマダンガーの心臓を知らせることで戦闘を躊躇うことを見越して勝利を確信している。実際、この能力ゆえにライディーンはマダンガーに手出しできなくなってしまい敗死寸前に追い込まれてしまう。しかし、自分の実情を知った百合香が巨烈獣化して洸を庇ったことでマダンガーのとどめの矢が百合香に命中してしまう。心臓部である百合香が破壊されることでマダンガーは爆死してしまった。
派生作品
スーパーロボット大戦シリーズでは携帯機のCOMPACT2と、その据置機版であるスーパーロボット大戦IMPACTに登場している。
長射程の弓「マダンガーアロー」と接近戦用のドリルに変形する弓「ドリルボウ」、「火炎」を装備するが、射程に穴がある。
岬百合香の話は再現されていないため、ただの面倒な敵。不死身の特性はないが「HP回復」能力で代用されている。
なお、このマダンガーの話をオマージュした『ラーゼフォン』第19楽章「ブルーフレンド」は「スーパーロボット大戦MX」において、スパロボ補正なしの鬱イベントのまま再現されている。
関連項目
ブルーフレンド:後年オマージュされた話。こちらも救いがない。
サタンメガス:後年オマージュされたキャラクター。こちらも美しい心を持った少女を殺さない限り何度でも復活してしまう。