概要
人外×少年のカップリング。18mと推定160cmの超ド級体格差CPである。バルバトスは厄祭戦時代に作られた機体であり、およそ300年の年の差CPでもある。
本作では主人公たちは阿頼耶識システムでMSと接続し操縦するという設定であり、パイロットと機体の結びつきが非常に強い。
バルバトスとの初回接続時の脳への負荷は大きく、三日月に鼻血と涙を流させるほどだった。その後は三日月用に調整が重ねられリミッターが限界まで外されており、他の者が動かそうとすると失神してしまうため、実質三日月にしかバルバトスを動かせない。
作中では三日月が度々バルバトスに話しかけ、バルバトスへの愛着や両者の絆を感じさせる描写がされており、ガンダム×人間のカップリングとして誕生した。
三日月の呼びかけに応えてツインアイを光らせるなど、バルバトスに意思があるように感じられる演出がある。
1期最終回の戦闘において、三日月は阿頼耶識の力を限界まで引き出す代償に右目と右腕に障害を負う。しかしながらバルバトスとの接続時には感覚が戻るという状態となり、その経緯は悪魔との契約を連想させた。
二期
度重なる戦闘で損傷が蓄積したバルバトスは歳星でオーバーホールを受け、整備長に「バルバトスルプス」と名付けられる。しかし三日月は「バルバトスはバルバトスでしょ」と言い、今もバルバトスとだけ呼んでいる。バルバトスと繋がってる時だけ右腕の感覚と右目の視力を取り戻すことについて、三日月本人は特に気にしていない。
ルプスとはラテン語で「狼」を意味するため、バルバトスを狼に見立てたイラストがよく描かれている。
37話で火星で起動したMAを破壊するため、再びバルバトスのリミッターを解除することとなった。強さの代償として三日月は右半身不随となるが、当人はその状態も受け入れている。
最終決戦の際、火星軌道上から放たれたダインスレイブの一斉射撃を受けて半壊状態ながらも稼働を続けたバルバトスルプスレクスと昭弘の乗るグシオンリベイクフルシティ。
「おい、バルバトス……お前だって止まりたくないだろう?」
片腕が吹き飛び、 片方のブレードアンテナもへし折れ、あちらこちらの装甲がボロボロのバルバトスに三日月が問いかけると同時に、緑色のツインアイが赤く輝き始める。そしてリミッターを解除し、まさしく悪魔と呼ぶに相応しい暴れっぷりを示した。
レギンレイズ・ジュリアにコックピットのハッチを斬り飛ばされた時には、既に三日月の意識はなかった。レギンレイズジュリアに向き直る前までには確かに三日月の意識はあった。恐らくジュリアに向かっている間に意識を失ったのだろう。ならば何故バルバトスは稼働を続けたのか。まだ意識があった際に吹かしたスラスターの勢いだったのか。三日月が無意識のうちに動かしていたのか。それとも三日月の為に、バルバトス自身が死力を尽くしたのか。2人共亡き者になってしまった今となっては分からない(バルバトスは修理されれば直るだろうが、三日月や鉄華団と共に戦ったバルバトスの意思はもう戻っては来ないと思う)。
またこの時、今までには確認されなかった狼の遠吠えにも似た駆動音が聞こえる。それは限界を超えたスラスターが上げた悲鳴だったのか。それともバルバトスが悪魔として、いや狼の王としての咆哮だったのか…………
関連タグ
三日月・オーガス ガンダム・バルバトス ガンダム・バルバトスルプス
刹エク…ガンダムシリーズにおける、元祖・「主人公とその愛機」の人外×人間タグ。ただし、こちらは「エクシアは刹那の嫁」なるフレーズが象徴するように実質的にNL扱いであり、機体側の名前の由来や初陣の描写などが好対照をなしている。