概要
主に男性の髪形で、短めの髪に渦巻きを並べたように毛髪を小単位でカールをかけて螺旋状にまとめたもの。ロッドよりも細い丸型アイロンや多角形アイロンで熱を伝えるため「アイロンパーマ」に分類される。
その筋の方々に人気があるヘアスタイルとして知られるが、喧嘩の時、髪を掴まれにくいというのが極道の間で流行った理由である。
フィクションでは男性キャラクターの威圧感を強調する髪型として描かれる一方、「パンチパーマで一見怖そうに見えるが、実はめちゃくちゃ良い人だった」というギャップを演出するネタとしても用いられる。
起源
1970年代半ばに、福岡県北九州市小倉北区のスーパーカット「NAGANUMA」の店主である永沼重己によって考案された。
黒人の髪からヒントを得て、丸型アイロンを超極細に改良したパンチアイロンを髪に当てて、手首を回して約600回パーマをかける。
これ以上ない髪型という気持ちから「チャンピオンプレス」と名付けた。だが次第に、パンチの効いた髪型というイメージが先行して「パンチパーマ」と呼ばれるようになったと言われている。
なお、元プロ野球選手のパンチ佐藤氏の芸名は、この「パンチパーマ」が由来となっている。