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ビッグサンダー・マウンテン

びっぐさんだーまうんてん

ビッグサンダー・マウンテンとは、ディズニーランドのアトラクションの一つであり、三大マウンテンの一つである。
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概要編集

ビッグサンダー・マウンテンとは、ゴールドラッシュが過ぎた1880年代の廃鉱を暴走するローラーコースタータイプのアトラクションである。略称は「BTM」

全長約1km。総面積1万㎡(東京版)。

ゲストたちは、鉱山会社「ビッグサンダー・マウンテン・マイニング・カンパニー」の跡地から鉱山列車「マイントレイン」に乗り込み、無人と化した廃坑を猛スピードで駆け抜ける体験をする。


このアトラクションはカリフォルニアの「ディズニーランド・アナハイム」、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの「マジックキングダム」、「東京ディズニーランド」、「ディズニーランド・パリ」のウエスタンランドおよびフロンティアランドにある。

さらに、アナハイム版は約45km/h、フロリダ版は約58km/hと、海外のディズニーパークにあるビッグサンダー・マウンテンは最高速度が東京版(最高速度は40km/h)よりも速く、パリ版に至っては最高速度が約65km/hである。

また、香港のディズニーランドには「ビッグ・グリズリー・マウンテン・ラナウェイ・マイン・カー」というビッグサンダー・マウンテンとは別の廃鉱を舞台としたアトラクションがある。


ビッグサンダー・マウンテンにはモデルが存在し、外観はアメリカアリゾナ州セドナにある「サンダーマウンテン」を、原案は後にウォルト・ディズニー・イマジニアリングに勤めることとなるトニー・バクスターという人物が、青年時代にクルミの木で作ったおもちゃの迷路である。

ストーリー編集

(東京版のストーリー)


舞台はフロンティアスピリッツの息づく西部開拓時代アメリカ

1850年代のゴールドラッシュの真っ只中、超自然的な力が宿っていると伝えられた"聖なる山"ビッグサンダー・マウンテンにて、ある日金塊が発見される。これに際し、現地で開拓者達によって鉱山会社ビッグサンダー・マイニングカンパニーが設立され、繁栄を極めた。しかし数十年後の1880年代にダイナマイトを使用し始めて以来、鉱山では奇妙な出来事が相次ぐようになり、恐怖を感じた探鉱者達は次々に去っていった。ビッグサンダー・マウンテンは今や廃鉱寸前となり、人々の間では不思議な噂が頻繁に立つようになっていた。

ゲストたちは機関士のいない筈の鉱山列車に乗り込み、神秘に満ちた光景を目の当たりにする。


細かなトリビア編集

製作者トニー・バクスターは、ウォルト・ディズニー「一度で見られないほどのものを置けば、ゲストは何度でもきてくれるよ」という言葉を念頭に置いてアトラクションを手掛けたという。ここでは主に東京版におけるトリビアについて解説する。

  • 1987年7月4日にアトラクションがオープンした後、記念として同年9月11日〜27日までの間、「ウエスタンランド・フェア」と称したスペシャルイベントが開催された。
  • 中央に高くそびえる岩山は「メインビュート」と呼ばれており、高さ約32mを誇る。ビュートとは、アリゾナ州のモニュメントバレーに見られる岩山を指す。
  • アメリカ河のそばに、かつて鉱山のふもとを流れる小川で大きな金塊を見つけた男が鉱夫相手に開店したというレストラン「ラッキーナゲット・カフェ」が存在する。2015年の秋にクローズし、現在は「キャンプ・ウッドチャック・キッチン」という店舗になっている。
  • ビッグサンダー・マウンテンには実は住人がいる。セドナ・サムといい、愛犬のディガーと共にナマズ釣りをしている。その姿は蒸気船マークトウェイン号に乗ると確認できる。サムは元々、ビッグサンダー・マウンテンで鉱夫として働いていたが、落盤事故によって鉱山に閉じ込められた際、ディガーに救い出されて以降、大の仲良しになったのだそう。

この他にも、ビッグサンダー・マウンテンには様々なトリビアが散りばめられている。


主な野生動物編集

ビッグサンダー・マウンテンには、以下の野生動物が生息している。


余談編集

東京版のビッグサンダー・マウンテンの入り口には、機関車のような自動車が置かれている。これは「スチームトラクター(蒸気で走るトラクター)」という蒸気自動車で、1898年製の本物。世界で数台しか存在していない貴重なトラクターで、持ち主と交渉の末に手に入れた。

実はその交渉は元々はアナハイムのディズニーランドに設置する予定だったが、その時は交渉に失敗している。(当然だろう、貴重なトラクターをそうそう譲ってくれる訳もない)

ところが、東京ディズニーランドでビッグサンダー・マウンテンがオープンすることをきっかけに再度持ち主にダメ元で交渉したら、何と交渉は大成功。

交渉が成功した理由は持ち主の奥さんの「トラクターよりも旅行に行きたい」という一言だった。

つまり「スチームトラクターを譲ったお金で旅行に連れて行ってくれ」と持ち主である夫に言った訳である。


また、パリ版とフロリダ版のビッグサンダー・マウンテンにはメインの設定に独自のストーリーが足されている。詳しくは検索してみよう


フロリダ版のビッグサンダー・マウンテンに尿路結石持ちの人が乗ると、約6割の確率で結石を排出できたという。これはビッグサンダー・マウンテンの速度が程よい速さなのと、細かい振動と急旋回がいいとのことらしい。しかもこの研究で2018年にはイグノーベル賞の医学賞を受賞した。


関連タグ編集

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