ピーター・ヴェンクマン
ぴーたーゔぇんぐまん
演:ビル・マーレイ
ピーター・ベンクマンとは、『ゴーストバスターズ』のキャラクター。
ゴーストバスターズのムードメーカーでコロンビア大学教授だった。
他のメンバーがおとなしめの性格のなか、彼だけは常に女性を口説き続ける軽薄な性格であり、そのことで研究もおろそかにしたため教員資格を剥奪されてしまった。
心理学と超心理学の博士号を持つ。女好きでお調子者な性格。セクハラ発言や依怙贔屓など人格に問題はあるが、一応リーダーとしての立ち位置を確保している。
性格や言動に関しては、はっきり言って、1980年代は多少悪質なギャグで済んでいたが、今日的な観点からすると、かなりのクソ野郎なので、現実世界でパワハラ・セクハラなどを受けた経験がある人が、本シリーズの中でも1980年代に作られた作品を鑑賞する際は要注意である。
(なお、本シリーズとこの主人公に関しては、よりにもよって、セクハラ男を主人公にした映画2作の製作と「セクハラは人権侵害である」という観念が一般社会に広まっていったのが、偶然にも、ほぼ同じ時期に起きてしまった、という不幸な事情も有る。要は2作目の頃には「ほんの少し前なら許されたが、今ではドン引き」のキャラと化してしまったのだ)
ゴーストバスターズ
「運命、定め、業、なんと呼んでもいいけどな、ともかく人生は定めに沿って流れる川だ。」
「俺達はこの閉ざされた世界から飛び出すよう、運命づけられているんだ」
上記の通りコロンビア大学で教鞭をとっていたのだが、勤務態度諸々が不真面目だとしてレイモンド・スタンツ、イゴン・スペングラーとともに大学から追い出されてしまう。
しかしその直前にニューヨーク市立図書館で幽霊を実際に見たことでゴーストバスターズを設立を決意する。
当初は閑古鳥が鳴き、最初のお客ディナ・バレットを口説こうとするなどグダグダしていた商売だったが、セジウィックホテルにてゴーストが目撃され急行。
粘液をかけられるなどのトラブルに見舞われたが、無事にゴーストの捕獲に成功。
ゴーストバスターズは一躍有名になり、ニューヨーク中をゴースト退治に駆けずり回る毎日が続いた、
新たに従業員も雇い、ウハウハだったはずだが、環境保護局の役員が事務所に訪れてから会社の運命が変わる。
ペックはゴーストバスターズ社が何を行っているかを知りたがり、ゴースト保管庫を見せるよう要求したが、ピーターは彼をおちょくり、追い返した。
ピ「”魔法の言葉”が足りない。」
ペ「何です?”魔法の言葉”とは」
ピ「”プリーズ”だよ」
さらに恋人となったディナの様子がおかしい。彼女は「門の神」ズールに憑依されていたのだ。
ピーターはディナ、否ズールを睡眠薬で昏倒させ、消防署に戻る。
しかし、その直後にペックにゴースト保管庫が停止され、街中にゴーストがあふれる大惨事に。
ゴーストバスターズ一行は逮捕され、ブタ箱にぶち込まれる羽目に。
留置場内でディナのアパートは故イヴォ・シャンドアがゴーザを降臨させるために設計した狂気の建築物であることがわかり、市長からゴースト退治を依頼される。
「俺達が間違ってたら何も起こりゃしない。俺達は大人しく刑務所に行くさ。」
「だが、本当だったら止められるのは俺達だけだ。」
ディナのアパートの頂上にてゴーザと戦うが、ゴーザはマシュマロマンに変身。
マシュマロマンをビームで攻撃するが、逆に炎で炙られかけてしまう。
そこでイゴンからビームを交差させ、異次元への扉を閉じることを提案され、快諾。
ビームの交差によりマシュマロマンはスモアに、世界の危機は去り、歓声の中ecto-1で走り去るのであった。