CV:遊佐浩二
人物像
ARUSの上院議員。中立国家ジオールがドルシア軍に占領される中、ヴァルヴレイヴで抵抗を続けるモジュール77へ軍の部隊と共に救援へ訪れ、取り残された咲森学園の生徒達を保護する約束を取り付けるが、事態の不利を悟るとヴァルヴレイヴ一号機火人を持ち出し真っ先に自分だけで逃げ出そうとした。
「逃げる事は負けではない」というスタンスを持ち、学園の生徒達を逃がす際にハルトにもその事を説いて生徒への避難誘導を行わせている。
しかし、その行動理念は裏を返せば保身第一、利己的とも見て取れ、ハルトにその事を言及された際にも涼しい顔をして「大人だから」と返している。
咲森学園への援助も美談を作って支持者を増やすという目論見も読み取れ、そういう意味では、彼はしたたかなまでに大人であり、逃げ出そうとする所を妨害した山田ライゾウを撃ち、咲森学園の生徒達へARUSに対する不信感を植え付ける結果を招いてしまう。
しかし、逃げ出そうとする所へ再びドルシア軍が迫り、更に指南ショーコが学園を「国」として独立させる手伝いを半ば無理やりにさせられてしまう。
咲森学園が国として独立した後は学園に対して協力的な態度を見せるようになり、ARUSと学園との仲介役となるべく尽力するが、乗艦をクーフィアのイデアールの攻撃で撃沈され、死亡した。
余談
4話にて学生達に自分だけで逃げるつもりだと勘付かれてしまい、付き人の兵士に指示を求めされた際に「モーゼと呼んでくれ、これから学生の海を割るからさ」との発言が完全にネタ扱いされており、視聴者からの愛称は「モーゼ」。
ちなみに直後に銃撃を行い、「道を開けろ、退かないと撃ち殺すぞぉ」と発言しているが、付き人の兵士はドン引きしている。