CV:井上ほの花
概要
栗色の毛並みにヘーゼル色の瞳のケモ娘。19歳。愛称はフィル。二巻(アニメ4話)に登場。
400年を超える歴史を有する浮遊大陸群最古の街、11番島港湾区画ことコリナディルーチェ市の市長の娘。市長とライムスキンは旧知の仲であり、そのツテを辿って過激派からの暗殺予告を受けた市長の護衛を依頼する為に訪ねてきた(そして表立って介入できない立場のライムスキンはヴィレムに丸投げした)。
よくも悪くも純粋な箱入り娘であり、「自分にとっては自らの生まれ育った街が世界の全てでありそれ故にこの街を愛する」と力強く宣言したその姿は、ヴィレムにとっては異郷である500年後の空の上の世界にも確かにそこに息づくものがあるという感銘を与えた(と思われる)。
5巻で再登場し、黄金妖精が何者であるかを知った上で「妖精たちの屍の上にのうのうと暮らしていた」とアイセアらに泣いて詫びたが、アイセアはその暮らしを守ることこそが妖精の戦う理由であり誇りのようなものである、と応じた。