フェイクマン
ふぇいくまん
ロックマン9のダウンロードコンテンツには「スペシャルステージ」と呼ばれるものがあり、今までのステージで登場した中ボスとワイリーボス2が登場するステージを、残機0かつE缶などのアイテムも0の状態で進んでいく事になる(一応武器エネルギーとかは道中の敵が落とす事もある)。
タイムアタックがある上、中間セーブもないので一度ティウったら最初からやり直しとなる。
そして全ての中ボスを倒し、ボス部屋にたどり着いたロックマンの前に現れたのは…
なんと冒頭でライト博士を連行した警官ロボット!?
それもそのはず…このロボ・フェイクマンは、ライト博士を誘拐する目的でワイリーが作った偽警官ロボだったのだ。
…が、実際にライト博士は誘拐されておらず、おそらくライト博士の誘拐を実行しようとした直前に、本物の警官ロボにライト博士が逮捕されてしまい、拘置所の警備網が厳重であった事から、誘拐計画は中止になったのと思われる。
ただし、狡賢いワイリーは偽映像を作る際に用意した「ライト博士に似せたロボット」を代わりに閉じ込めており、更に自分が負けて追い詰められた場合も想定し、ライト博士に似せたロボットに高圧電流を放つ細工まで仕込んでいた。
スペシャルステージに待ちかまえるボスだけあってフォルテやロックマンキラーが来るのでは?と期待したプレイヤーは少なくなかったろうに、まさかこいつが出てくるとは…と、ある意味プレイヤーの度胆を抜いたボスである。
なお、ロックマン9にちなんだのか、事実上の9番目のボスである。
武器は6連発銃であり、戦闘中のドット絵ではちゃんと6発撃った後に装填している。
武装はシンプルである反面、自分から悪事を働く事を考え、行動する為のプログラムが組み込まれた『悪心回路』を搭載しているのが、最大の特徴。
また、量産を前提に開発されたらしく、エンディングでは複数登場しており、ワイリーと共に逃亡している。
弱点武器はジュエルサテライト(警官に賄賂?)。倒しても特殊武器は取得できない。
ちなみに海外の公式書籍Robot Master Field Guideによると特殊武器名は『リボルバーバスター』。
なお、最初から最後までタイムアタックな上に制限時間が過ぎると、ロックマンの体力がいくら残っていようとも強制的にティウンティウンしてしまう設定がされている。