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フェリックス・シントラー

ふぇりっくすしんとらー

フェリックス・シントラーはアプリ「takt op.」を原作としたアニメ「takt op. destiny」の登場人物。(画像右)
目次 [非表示]

CV.浪川大輔


概要編集

ニューヨーク・シンフォニカに所属する首席指揮官のコンダクター。髪型は金髪の真ん中分け。拠点の最高責任者であるザーガンと同じ志を持ち、彼の右腕として組織を指揮している。

彼にとってムジカートは「D2討伐のためシンフォニカが生み出した兵器」であり、事故も同然にコゼット・シュナイダーを喪い渦中に巻き込まれた朝雛タクトらとは相反する存在。

シンフォニカ未登録の存在である運命・タクトの存在を把握、自分の思うように掌握するため彼らと接触。自身の下に来るよう勧誘するがタクトに面と素っ気なく断られ、以来彼を目の仇にしザーガンの命令に背いてまでも接触している。権力主義でプライドが高く、小物である彼の性格が如実に現れた一幕と言えるだろう。


コンダクターとして、ムジカートである地獄を連れているが…


余談編集

シントラーの声優である浪川大輔と主人公タクト役の内山昂輝の対談では、本作と同じく主人公の声優を内山氏が演じており、浪川氏が演じる金髪のライバルキャラクターが主人公を目の仇にしている某ロボットアニメの話題が上がった。

浪川氏によれば「金髪の真ん中分けは、すぐキレるから」「金髪の真ん中分け役は慣れてるので、お任せください(笑)」との事。

それに対して内山氏は「ハマるよなあ、浪川さん」と返している。

(参考リンク)


関連タグ編集

taktop.






















以下アニメ7話以降のネタバレ注意





















実は地獄の持つ音叉を利用し、各地のD2を覚醒させていた張本人。

初めて覚醒させた現場は2話のシンフォニカパーティーであり、コゼットの仇にしてタクト達が日常を失った元凶


彼の目的は「D2襲来で疲弊した世界を保つため低俗な国民を消す」ことであり、言ってしまえば過激な選民思想である。

市民の命を無下にする思想を本人は「国造り」「ただのゴミ掃除」と言って悪びれてすらおらず、当然ながらそれを聞いたタクトは「英雄だと? 狂人の間違いだろ!」と真っ先に切り捨てている。


コゼットの仇と知ったこと、またコゼットとタクトの連弾を「低俗な音」と評されたことで激昂したタクトと激突。彼らを一時行動不能にするまで追い詰める。


そんな傲慢極まりない彼であったが、タクトらを襲いD2を差し向けた独断がザーガンの耳に届き、天国を通じ首席指揮官解任・シンフォニカにおける全権限剥奪を告げられる。

自分がシンフォニカで最も優れたコンダクターだと解任に歯向かうシントラーであったが、彼の転落はこれだけで終わらない。天国が彼に告げたのは、シントラーは元からコンダクターですらないという事実であった。


劇中で明言こそされてないものの、地獄は6話のタクトの回想(アニメ本編10年前)で天国共々戦っていたこと、8話以降(回想シーン含め)天国と揃ってザーガンに付き従っていること、およびその名前から彼女と天国は「天国と地獄」というワンセットのムジカートで、本来のコンダクターはザーガンであった様子。

(8話放送以前にアップされたアニメ公式サイトの「Intermezzo」では地獄が天国への定期連絡時「マエストロに、よろしくね」と語っており、元からシントラーがマエストロでない伏線は張られていた)

定期的に天国に連絡をとっていた点から察するに、シントラーと契約した振りをして彼の監視についていたものと思われる。


立場も力も失ってなお自らが優れていると信じようとする彼の姿は、一同から哀れみの目で見られたのだった。

その後の具体的な去就は不明ながら、どうやら病院らしき場所に移されたようで関係者から連絡を受けたレニー曰く「大人しくしている」とのこと。以降物語に姿を現すこともなく、全てを失って突き落とされた彼は廃人同然になってしまったようである。


ちなみにシントラー自身は音楽を「くだらない」「聴いたところで何の役にも立ちはしない」と嫌っており、「感性などという不確かな物差しで優劣を決められる」と私怨が籠ったような台詞まで残している。実際上記のインタビュー記事では「元々演奏家だったが志半ばで挫折した」という裏設定が明かされており、浪川氏は「純粋に音楽が好きで天才肌なタクトが憎らしかった」「嫉妬の塊、恨みつらみのキャラクター」と彼を評している。

タクト達を物語に巻き込み、権力に固執した徹底的に小物な彼であったが、自身の力を証明しようと必死に足掻いた末何もかも失った様は哀しき悪役と言えるかもしれない。

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