概要
作中劇「フェルネスティーネ物語」の主人公。フェルディナンドをモデルとしたキャラクター。
しかしpixivでの扱いは公式と意味が異なる。
pixiv内では主に3つのフェルネスティーネが存在する。
……ちなみに3が一番多い。
1は公式デザインが存在せず、2は女体化ネタ、 3は女装ネタ。どれもファンによる捏造が多く設定も統一されていないため、検索・作品投稿・閲覧の際はご注意を。
またフェルディナンドとローゼマインの娘の名前に使用される事もある。
誕生経緯
事の発端はフェルディナンドに下された「アウブ・アーレンスバッハの婿として、年若く執務経験の乏しい彼女を補佐せよ」という王命。
これによりフェルディナンドは事実上の敵対領――しかも自身を苛烈に冷遇していた継母そっくりの女へ婿入りする事となる。
そんな王命の理不尽さに嘆き怒り悲しんだエルヴィーラ率いるフェルディナンド様ファンクラブ。その嘆き様はとても激しく、このままでは王命批判となるとフロレンツィアは危ぶみローゼマインへ相談。娘から「荒ぶる感情は物語に叩きつけ昇華してしまうといいですよ。お母様の手でフェルディナンド様を幸せにしてくださいませ」と斜め上のアドバイスを受けたエルヴィーラは、「フェルディナンド様を幸せにし隊」は結成し執筆活動に取り掛かる。
事実をそのまま書いてしまえば王命批判となり、フェルディナンド本人からもお叱りを受ける事は必須。直接的な王命批判を避け、尚且つモデルがフェルディナンドだと悟られないよう知恵を絞った結果、フェルディナンドの性別を女性にしてしまえばいいと思い付く。
そうして完成したのが「フェルネスティーネ物語」である。
「継母に虐げられながら健気に耐える美しくも優秀な姫君が、貴族院で王子と心を通わせるも理不尽な王命で引き裂かれ敵地に嫁入りを強要される。しかしフェルネスティーネへの愛を諦められない王子は周囲を必死に説得。王子の説得に心を動かされた王は王命は破棄し、結ばれた二人は末長く幸せに暮しましたとさ」と言うストーリーらしい。
この王子とのラブロマンスは、アナスタージウス王子とエグランティーヌの馴れ初めを元にしてある。「フェルネスティーネ」という名前もフェルディナンドとエグランティーヌを混ぜたもの。
なお、この全3巻にわたる超大作は翌年のエーレンフェスト最新刊として貴族院に出回ったのだが、何故か主人公のモデルがローゼマインだと勘違いされ別の騒動へと発展していく。
原作者曰く「深夜のテンションって怖い」「フェルディナンド本人が読んでも自分の事だと気付かないだろうが、ユストクスは気付くかも」との事。