『Axis Powers ヘタリア』関連の作品の中で、
フランスと神聖ローマの二人がメインとなっているものに付けられるタグ。
作品は一般向けから腐向けまで、全てを含む。
腐向けの場合はタグとタイトルに明記すること。
名前の由来はこの2国が“フランク王国”の3分割によってできた、
西フランク(フランス)と東フランク(神聖ローマ)であることから。
ちなみに3分割中のもう1国は中部フランク。
上記のとおりフランク王国が3分割されフランス、神聖ローマ、イタリアの元になっているため、一部ではフランク組にイタリア=ヴェネチアーノを含まない事を疑問に思っている人もいる。
だが日丸屋先生監修の本に載っている年表では、
「ローマ帝国を西ローマ帝国と東ローマ帝国に分けた」、「西ローマ帝国に来たゲルマン人はローマ人と仲良く暮らした」と記載されている間に神聖ローマが「昔はイタリアとフランスと一緒に暮らしていた」とコメントしており、イタリアがローマ帝国に連れて行かれ一緒に暮らしだしたのは550年頃(東ゴート王国が東ローマ帝国のものになったのがこれに当たる)、皆とまた会ったのが15世紀頃となっている。
(ちなみにちびたりあでは、「生まれたばかりのイタリアはローマ帝国という大きなお家で暮らしていた。」とされており、そのコマにフランス、神聖ローマ、イタリアの幼少期が描かれている。そのためヘタリアに於いてこの三人はフランク王国が分裂して生まれたのではなく、フランク王国が出来る大分前から存在していた事になる。)
フランク王国の誕生が481年である為、もしイタリアがフランク王国で過ごしていたのなら550年頃に祖父に連れて行かれる前の70年程しかないことになるが、そもそも550年頃の北イタリア部分はまだフランク王国の領土になっていないのである。
史実で北イタリア当たりがフランク王国の領土になるのは700年代で、その頃にはすでに祖父と東ローマ帝国で一緒に暮らしており、勿論フランク王国が分割された時も祖父と一緒にいるためフランク王国にはいないという事になる。
年表ではオドアケルの国の名前が出てきており、且つ上記の通り東ゴートから東ローマに移ったことを踏まえると、ローマ帝国か西ローマ帝国でイタリアが生まれる→オドアケルの国→東ゴート王国→東ローマ帝国(爺ちゃんと一緒に暮らす)と考えることもできるため、史実と公式から出されている設定を元にするとイタリアはフランク王国で過ごしていない可能性が十分にあると言える。
現状イタリアがフランク王国でほぼ過ごしていないorそもそも過ごしていないかのどちらかのため、史実でどうであれヘタリア的に考えるのであれば、フランク組にイタリアが含まれていないのはむしろ当たり前の事だと言えるかもしれない。