概要
デイン王国を統治するベグニオン帝国駐屯軍に所属する兵士。ローラの幼馴染。
元はデイン出身の孤児だが、ベクニオンの商家に引き取られた後にベクニオン軍に入った経緯を持つ。「デイン人としての過去は捨てた」と語りつつも、故郷のデインが同輩の駐屯軍によって虐げられる姿には憤りを覚える一方で、自分一人が歯向かったところでどうにかなるものでもないという諦念のもと職務にあたっていた。
ジェルドに捕らえられたローラの姿を目にしたことで彼女を助けんと暁の団に協力し、大切なローラとデインの民を自分の手で守るために軍を抜けて団へ加入する。
ベグニオン人としての教育を受けながらも、駐屯軍の腐敗を見過ごせない真っ当な見識を持ち、それでいて長いものに巻かれている自分自身を自覚している身の程を弁えた人物。天然の気があるローラには振り回されがちであるものの妹のように大切に思っており、常に彼女の身を案じている心優しい青年である。
ユニット性能
クラスは兵士(ソルジャー)→槍闘士(ハルバーディア)→聖槍使い(ホーリーランサー)。
第1部3章にて敵ユニットとして出現。ローラで話しかければ仲間にできる。
初期値は突出したところのないバランスのとれたパラメータだがその実、力の成長率75%、守備成長率70%(全ユニット中1位)という圧倒的なパワーと硬さを誇る肉弾戦特化ユニット。技も伸びるため攻撃を確実に当てられる信頼性の高さが特徴であり、またクラスチェンジ後は必殺値に補正がかかるためキラーランスを持てばクリティカルを連発するようになる。
デイン軍には本家アーマーナイトとしてメグとタウロニオがいるが、メグは守備がやや不安でタウロニオは出撃できるマップが少ないため、彼らに代わるデイン軍の壁役・切り込み隊長として活躍が期待できる。3部におけるラグズ軍との戦いでは敵の猫や虎の猛攻に耐えられる守備の高いユニットが重要となるので、彼を育てておくと大変便利。
反面速さや魔防は伸びにくく、能力バランスの良さがウリの兵種にあって「固い、強い、遅い」を体現している尖った性能のユニットである。
属性は雷。支援によって防御を上げやすいため、強みである守備の高さを更に引き上げる形となる。間接攻撃が得意な相手と支援を組めば、ブラッドが削って相方がトドメを刺すという戦法で安全に戦える。
欠点としては、初期スキルを持たないこと、槍しか装備できず汎用性に少々欠けること、デイン軍では「勇者の槍」をはじめとした強力な槍が手に入らないこと等から、カタログスペック以上の派手な活躍はさせにくいところか。デイン軍は資金が潤沢なので余裕があれば錬成した槍を持たせてみてもいいだろう。