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ブロケード(競走馬)
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ブロケード(競走馬)
ブロケードとは、1981年の桜花賞など重賞を4勝した80年代の名牝である。

概要


生年月日1978年3月16日
没年2010年11月16日
性別
毛色栗毛
イエローゴッド
マリンエクスプレス
母父スパニッシュイクスプレス
生産三沢牧場
調教師高松邦男
競走成績24戦6勝
主な勝ち鞍81`桜花賞、81`阪神4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー)、81`牝馬東京タイムズ杯、82`スプリンターズS
獲得賞金2億3997万6200円


1978年産まれの競走馬。

父イエローゴッドはカツトップエースや皐月賞馬ファンタストなど数々の活躍馬を送り出した名種牡馬。母父スパニッシュイクスプレスはアローエクスプレスの乳でもある。

5代母神藤は名牝クリフジの全姉にあたる。9代母には小岩井農場基礎輸入牝馬であり、現在においても活躍馬を送り出している名牝アストンニシメントがいる。


名前の由来は色糸などで浮き模様をを織り出した織物から。半妹にもジャカードというドビー織用の織機で作られた織物の名がつけられている。


非常に臆病な馬で、2歳の秋には小さな物音に驚き、パニック状態になり後ろにいたとある馬を蹴ってしまったという。幸い両者ともに怪我はなかったが、後の桜花賞馬の蹴りを受けてただで済む訳もなく、その馬はしばらく馬群を怖がるようになったという。


3歳(現2歳)の新馬戦にて7馬身差でデビュー勝ちするも、その後骨折が判明。半年休養する事になった。

翌年4歳の初戦のカトレア賞では後方に2と2分の1馬身差をつけて快勝。その後重賞初挑戦となる阪神4歳牝馬特別では後のエリザベス女王杯勝ち馬であるアグネステスコに6馬身もの差をつけて圧勝した。

そして3戦無敗のままで挑んだ桜花賞。この年の桜花賞は稀に見る田んぼのような不良馬場の中開催され、雨の影響で桜も開花していなかった。そんな中で1番人気に押されたブロケードは不良馬場をものともせず追走し、4コーナーで先頭に立つとそこからは独走。猛追するテンモンを引き寄せずに雨の中3馬身差で圧勝した。

この桜花賞は杉本清「金襴緞子が泥にまみれてゴールイン!」という名実況で知られている。

次走は二冠目のオークスに挑むも、距離延長が響いてかテンモンの13着と惨敗に終わった。

その後函館記念を目標に前哨戦の巴賞に出走。そこで前年の桜花賞馬であるハギノトップレディと対戦することになる。新旧桜花賞馬対決として注目され、ハギノトップレディは1番人気、ブロケードは3番人気に推された。

レースは逃げるハギノトップレディを後ろで追走し、バテたタイミングを見計らって4コーナーで直線に立った。このまま逃げきるかと思われたが、負けじと外から追走してきたトップレディとの激しい競り合いが続いたままゴールした。写真判定の末、アタマ差でハギノトップレディが勝利。ブロケードは惜しくも2着に敗れたのだった。この2頭のマッチレースは現在においても名勝負と名高い。肝心の函館記念ではホーワセキトに4馬身差の2着で敗れた。

秋の始動戦である牝馬東京タイムズ杯では敵なしの1と4分の1馬身差で圧勝。続いて挑んだエリザベス女王杯ではやはり距離の長さからか、アグネステスコの13着に終わった。暮れのCBC賞ではアグネスベンチャーに2と2分の1馬身差で敗北。4歳時は9戦3勝2着2回で終えた。


年が明けて5歳になったブロケードはスプリンターズSに挑戦。前年の覇者であるサクラシンゲキを抑えて1と4分の3馬身差で勝利した。

それ以降13戦したものの勝利を収める事はできず、1983年の函館記念にて11番人気の伏兵ドウカンヤシマに2馬身差をつけられ敗北。このレースを最後に6歳でブロケードはターフから去ったのだった。このレースでブロケードから2馬身離された3着に入線したのは、奇しくも2歳の秋にブロケードに蹴られたモンテファストだった。一部では「モンテファストがブロケードの事を怖がったのでは?」と噂されているが、当然真相は不明である。重賞初挑戦であったモンテファストは、それから苦節を経て翌年天皇賞に勝利している。因縁のある2頭が公の馬で対決したのはこれが最初で最後だった。

しかしながら安定感は非常に高く、全24戦中掲示板を外したのは5回のみとかなりの安定感を見せていた。24戦を通して全て柴田政人が騎乗している。


引退後はサンシャイン牧場で繁殖牝馬となり、10頭の子を産んだ。直子から目立った活躍馬は出ていないが、子孫にはアンパサンド、サチノスイーティー、モズミギカタアガリなど重賞馬を複数輩出している。

2000年9月30日付けで用途変更。以降は同牧場で余生を過ごし、2010年11月16日に老衰で死去した。享年32歳。4カ月前の7月にはモンテファストも32歳で大往生を遂げており、奇しくも後を追う形で亡くなっている。

桜花賞馬としてはカネケヤキ(34歳没)、ミスオンワード(33歳没)につぐ歴代3位の長寿であった。



関連タグ

桜花賞

ハギノトップレディ

クリフジ

概要


生年月日1978年3月16日
没年2010年11月16日
性別
毛色栗毛
イエローゴッド
マリンエクスプレス
母父スパニッシュイクスプレス
生産三沢牧場
調教師高松邦男
競走成績24戦6勝
主な勝ち鞍81`桜花賞、81`阪神4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー)、81`牝馬東京タイムズ杯、82`スプリンターズS
獲得賞金2億3997万6200円


1978年産まれの競走馬。

父イエローゴッドはカツトップエースや皐月賞馬ファンタストなど数々の活躍馬を送り出した名種牡馬。母父スパニッシュイクスプレスはアローエクスプレスの乳でもある。

5代母神藤は名牝クリフジの全姉にあたる。9代母には小岩井農場基礎輸入牝馬であり、現在においても活躍馬を送り出している名牝アストンニシメントがいる。


名前の由来は色糸などで浮き模様をを織り出した織物から。半妹にもジャカードというドビー織用の織機で作られた織物の名がつけられている。


非常に臆病な馬で、2歳の秋には小さな物音に驚き、パニック状態になり後ろにいたとある馬を蹴ってしまったという。幸い両者ともに怪我はなかったが、後の桜花賞馬の蹴りを受けてただで済む訳もなく、その馬はしばらく馬群を怖がるようになったという。


3歳(現2歳)の新馬戦にて7馬身差でデビュー勝ちするも、その後骨折が判明。半年休養する事になった。

翌年4歳の初戦のカトレア賞では後方に2と2分の1馬身差をつけて快勝。その後重賞初挑戦となる阪神4歳牝馬特別では後のエリザベス女王杯勝ち馬であるアグネステスコに6馬身もの差をつけて圧勝した。

そして3戦無敗のままで挑んだ桜花賞。この年の桜花賞は稀に見る田んぼのような不良馬場の中開催され、雨の影響で桜も開花していなかった。そんな中で1番人気に押されたブロケードは不良馬場をものともせず追走し、4コーナーで先頭に立つとそこからは独走。猛追するテンモンを引き寄せずに雨の中3馬身差で圧勝した。

この桜花賞は杉本清「金襴緞子が泥にまみれてゴールイン!」という名実況で知られている。

次走は二冠目のオークスに挑むも、距離延長が響いてかテンモンの13着と惨敗に終わった。

その後函館記念を目標に前哨戦の巴賞に出走。そこで前年の桜花賞馬であるハギノトップレディと対戦することになる。新旧桜花賞馬対決として注目され、ハギノトップレディは1番人気、ブロケードは3番人気に推された。

レースは逃げるハギノトップレディを後ろで追走し、バテたタイミングを見計らって4コーナーで直線に立った。このまま逃げきるかと思われたが、負けじと外から追走してきたトップレディとの激しい競り合いが続いたままゴールした。写真判定の末、アタマ差でハギノトップレディが勝利。ブロケードは惜しくも2着に敗れたのだった。この2頭のマッチレースは現在においても名勝負と名高い。肝心の函館記念ではホーワセキトに4馬身差の2着で敗れた。

秋の始動戦である牝馬東京タイムズ杯では敵なしの1と4分の1馬身差で圧勝。続いて挑んだエリザベス女王杯ではやはり距離の長さからか、アグネステスコの13着に終わった。暮れのCBC賞ではアグネスベンチャーに2と2分の1馬身差で敗北。4歳時は9戦3勝2着2回で終えた。


年が明けて5歳になったブロケードはスプリンターズSに挑戦。前年の覇者であるサクラシンゲキを抑えて1と4分の3馬身差で勝利した。

それ以降13戦したものの勝利を収める事はできず、1983年の函館記念にて11番人気の伏兵ドウカンヤシマに2馬身差をつけられ敗北。このレースを最後に6歳でブロケードはターフから去ったのだった。このレースでブロケードから2馬身離された3着に入線したのは、奇しくも2歳の秋にブロケードに蹴られたモンテファストだった。一部では「モンテファストがブロケードの事を怖がったのでは?」と噂されているが、当然真相は不明である。重賞初挑戦であったモンテファストは、それから苦節を経て翌年天皇賞に勝利している。因縁のある2頭が公の馬で対決したのはこれが最初で最後だった。

しかしながら安定感は非常に高く、全24戦中掲示板を外したのは5回のみとかなりの安定感を見せていた。24戦を通して全て柴田政人が騎乗している。


引退後はサンシャイン牧場で繁殖牝馬となり、10頭の子を産んだ。直子から目立った活躍馬は出ていないが、子孫にはアンパサンド、サチノスイーティー、モズミギカタアガリなど重賞馬を複数輩出している。

2000年9月30日付けで用途変更。以降は同牧場で余生を過ごし、2010年11月16日に老衰で死去した。享年32歳。4カ月前の7月にはモンテファストも32歳で大往生を遂げており、奇しくも後を追う形で亡くなっている。

桜花賞馬としてはカネケヤキ(34歳没)、ミスオンワード(33歳没)につぐ歴代3位の長寿であった。



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