概要
テレビ版第1話のプロローグに登場したAT。
ファッティーがロールアウトする前のバララント軍の主力機。ブロッカー(blocker)は妨害者の意味。これがバララント軍の呼称なのか、ギルガメス軍からの呼称なのかは不明。
元々ギルガメス軍のATに対抗する形で急遽開発された物で、ギルガメス軍のATと比べると性能面では大きく劣っていた。
制御システムが未完成なため動作は洗練されておらず、グライディングホイール機構やアームパンチなど装備の面で大きく遅れていた。
しかし、構造を単純化して生産性を高める一方で、空間機動ブースターを標準装備して宇宙での運用を重視するなど、以降のバララント軍の軍事思想、「質より量」を定着させた機体である。
スペック上の性能は貧弱だが、大量生産による物量作戦でギルガメス軍のAT部隊の猛威に対抗した。後継機としてファッティーことフロッガーがいる。
余談
本機は番組の準備稿を参考に描かれたもので、長らく公式作品に姿を見せず機体名もムックや同人誌で命名されたものだった(放送初期に発売されたぬりえには本機が描かれたページが存在するが名称は「宇宙専用アーマード・トルーパー」)。
公式な設定書の登場はゲーム『鋼鉄の軍勢』まで待つことになった。