与田山カン太郎
本作のもう一人の主人公で通称「カンちゃん」。豆ノ木小学校に在学中、第15話でメインキャラ対比表が映った際の身長は約123cm。
旧作に登場していたカンちゃんの孫で、勉強や運動がそこそこできるが、将来の夢がない現代っ子。実は鉄道オタクで、Nゲージのレールを組み立て自室で走らせ、下校時はマリオと最短距離で早歩きして自宅に戻り毎日時間を測定、ゆっくりのんびりするのを好む。同級生のマリオとは共通の趣味の親友同士。犬が大の苦手。
大魔王の存在については幼少期に彼の祖父から聞かされていたが、本気で信じてはいなかった模様。
第3話ではアクシデントによって壷の中に入ってしまい、そこで本来の姿のアクビに一目惚れした。
場合によっては魔法で青年の姿に変えられ、様々な職場へ赴く。この場合、周囲には自分の遠い親戚だと適当に誤魔化す。
第9話では、いろいろと言ってくるアクビを煩わしく思い、思わず「いなくなってしまえばいい!」と言ってしまう。その後アクビはブルコによるあくびで壺に戻り蓋をして出られなくしたが、プゥータを呼んだことで壺が割れてしまう。
そしてどうにか壺を元に戻そうと努力して陶芸教室にまで行って作ったが上手くいかず、何故か出てくるのはアクビの衣類だけだった。この時カンちゃんは年相応の男子によくある想像をしていた。途中アクビの存在について改めて思い直した(最終的に壺は魔王が魔法で直してくれた)。
彼の夢は「アクビをお嫁さんにすること」だったが、50年前と同じ別れを経験し、願いは叶わなかったが、祖父と同じくやって後悔する為に後期学級委員に挙手している。
プゥータ
ハクション大魔王の長男でアクビちゃんの弟。誰かがおならをする事で壺から出てくる。
口癖は「~でし」であり、一人称は「俺」。魔法を使う時の呪文は「アラプン・スカプン・プリプリプ~ン!」。ちなみに魔法をかける際は道具を使わず指先から光線を放つ形でかけていく。彼特有の魔法として、相手にウィンクをかける事で相手を魅了させ洗脳させる事も出来る。
人間界では赤ちゃんの姿だが、真の姿は長身の美男子。
愛らしい見た目だが、本来は昔のアクビと同じでイタズラ好きで主人にすら平気でイタズラするが、アクビに比べ腹黒く普段は猫を被っており、「プゥ」としか言えない為、赤ちゃんに戻ったと勘違いされているのを良いことに魔法で相手を洗脳したり物を生き物に変えるなど、かつてのアクビのイタズラが可愛く感じるほど悪質なイタズラをすることが多い。魔人としてはまだまだ半人前のところがあり、魔法をかけすぎると元に戻せなくなる場合も多々ある。
一方でボケ役が多い主要キャラの中ではツッコミを入れることが多く、その際には心の声で突っ込んでいる。さらに完全な悪ガキという訳でもなく、第8話でカン太郎達と訪れたニンジャーランドでカン太郎とアクビを除くみんなと共に誘拐された際、彼以外はアトラクションだと思い込んでいる中で本当の誘拐である事に気付きそれを伝えようとしたり(「プゥ」しか言えていない為当然気付かれなかった)、その誘拐犯が逃げ出そうとした際は魔法で車を怪物に変えて失神させたりもした(本人曰く"今回だけ"との事)。
続く9話では、魔法の壺が割れた事で帰れなくなった為にそれを必死で直そうとするカン太郎に協力した(本人にとっては一生が掛かっている事もあった)。
第3話にてカン太郎と真の姿で対面するが、人間界での出来事に関して「赤ん坊の時の記憶はあまり覚えていない」としらばっくれている。
第7話では三つ子の赤ちゃんの世話を任されたカン太郎とアクビによってその赤ちゃんと共に未来型の保育園『金甘利乳児ィランド』に預けられる事になり、悲惨な目にあった。
50年前の時点では誕生していなかったため、カン太郎の祖父のカンイチとは14話で初対面となった。
最終回では、カン太郎の夢に対して「残酷」だと述べつつ修行を終えて壺に戻らなくては行けなくなってしまったアクビが戻らないように「アクビの手を離すな!」と彼に言い、男らしい一面を見せて壺へ帰った。