概要
太陽系から現在、最も近い位置(約4.2光年)にあることで知られる恒星。
独立した星系ではなく、恒星系アルファ・ケンタウリを構成する星の一つである。主星であるA星とB星(肉眼では一つの星に見える)からは0.2光年(約1.5万天文単位)も離れた軌道を、50万年以上かけて公転している。
特徴
太陽によく似た主系列星であるA星、太陽よりやや小さく暗い主系列星であるB星と違い、プロキシマは赤色矮星でその中でも低質量な方なためとても暗い。目に見える可視光線は太陽の0.0056%しか発していない。ただ、赤色矮星によくある閃光星なため、星全体がフレアを起こして増光することがある。