プロメテウス(ウルトラ超伝説)
ぷろめてうす
『ウルトラ超伝説』第4部「ウルトラ超伝説 プロメテウス伝説」(てれびくん1984年4月号~1985年3月号連載)に登場するウルトラマン。
数十万年前に実在したウルトラの星の科学者で、トランの父親。コスモテクターやグランテクター、アンドロ艇を制作。歴史考古学者でもあり、地球の宇宙船アース号の記録から、「ウルトラノホシガ クラヤミニノミコマレル」の予言を推測、的中させた。
僅かの間に妻が怪獣ギガンに惨殺され、無意識に光線技を繰り出した事で追放されてしまうも、都を襲ったノコギリンを巨大化能力で倒した事実から、ウルトラの星の長老の言葉で伝説の巨人と呼ばれる様になる。
その後に、謎の美女の念話からキーワード『アース』と宇宙の悪ボアの存在を教えられ、ハヤタがウルトラマンへと変身する場面から、ゾフィーがジュダに超M78光線を浴びせ、グランテクターを纏った自分が宇宙大怪獣イドに挑む映像が流れ、真実の一旦を垣間見る。
だが、ゴモラが人工太陽プラズマスパークを破壊した事でアンドロ艇で宇宙に上がり、インパルスカノン砲で追撃するジュダと交戦。傷を負いながら帰還するも、星の住人たちが地球人と化した光景を目の当たりにする。
この状況から試作品のコスモテクターを支給し、自らもグランテクターを纏い復旧作業を薦めるが、ボア率いる怪獣軍団が攻勢しに来襲。たった一人で奮闘するも、生還したジュダがボアを殺害、一騎討ちを挑んでくる。この時にフルネームを名乗っている。
しかし、ウルトラタワーから解き放なたれた黄道の剣とジュダのバットキャリバーが交差し、その巨大なエネルギーの奔流で生死不明となってしまう。
ウルトラの星の最大の危機を命を懸けて救ったが、その記憶と名前を永遠に留める事は文献を含め、一部の者を除き次第に忘れ去られていった。