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概要

『東京卍リベンジャーズ』の荒師慶三(ベンケイ)×今牛若狭(ワカ)の腐向けカップリング。


原作

2021年7月7日の本誌213話『Living legends』にて、初代黒龍の伝説コンビとして登場。「最強コンビ」「レジェンド」「伝説」などと二人セットで呼ばれることが多い。

218話の地下闘技場では、隣に並んで試合を観戦している二人が見える。

228話の寺野南戦では、華麗なコンビネーションを繰り出したあと「ナイスベンケイ」「オマエが気ぃそらしてくれたからな」とお互いを褒め合う様子が描かれる。

この二人はかつて関東を二分し、赤壁(レッドクリフ)と呼ばれたベンケイが西関東の螺愚那六(ラグナロク)、白豹と呼ばれたワカが東関東の煌道連合(こうどうれんごう)を率いたトップ同士であった。当時無名の不良だった佐野真一郎によって関東は統一され、ベンケイとワカは真一郎の作る黒龍の創設メンバーに加わることとなる。

瓦城千咒は226話で「武臣がよく言ってた。「喧嘩のウデで当時の日本最強は間違いなくあの二人だ!」ってね!」と語り、梵(ブラフマン)が登場する2008年になっても、ベンケイとワカは最強の伝説コンビとして名を馳せている。

初代黒龍が解散した後、二人は五条ボクシングジム(最終話では格闘技ジムとなっている)を経営し、千咒率いる梵(ブラフマン)に所属、三天戦争で梵(ブラフマン)解散後は、佐野万次郎率いる関東卍會に所属したが、いずれも二人一緒に行動している。

最終決戦中の260話では柴大寿戦で「逆落(さかおとし)」というコンビ技があることが判明し、「よーい(ワカ)」「どん!(ベンケイ)」と二人で合図を出す仲良しさがうかがえる。技を出す時もワカによる「”アレ”行くぞベンケイ」の掛け声によって構えており、”アレ”で通じるほど心が通い合っている。なおもう一度言うが、この二人は元々日本トップレベルの強さを持ったライバルだった。

最終話(278話)では花垣武道橘日向の結婚式に参列し、五条ジムを経営しているナレーションが入るが、最後に「おめでとうタケミっち!」とみんなが駆け寄る見開きのページでベンケイとワカは描かれていないので、恐らく二人だけで先に帰ったと推測される。

関東を二分していた年代は定かではないものの、少なくとも初代黒龍結成の1995年~関東卍會所属の2008年までの13年間、最終話までだと20年以上を共に過ごしていることになり、これはもはや夫婦であると言っても過言ではない。


最初の世界線

東京卍リベンジャーズの物語の中で、最初の世界線と呼ばれる世界がある。

そこでは唯一ベンケイとワカが共に描かれないのだが、組長となったワカの胸にはベンケイと似たような文様が彫られ、その上に「牡丹に唐獅子」模様を刻んでいる。

牡丹に唐獅子は日本では馴染み深い組み合わせであるが、由来は「百獣の王である獅子が唯一恐れる寄生虫から身を護るため、牡丹の下で眠る(寄生虫は牡丹から落ちる朝露で死滅する)」と言われ、安らぎの場所とされた。

安らぎの象徴である文様を、ベンケイと似た文様の上に刻んでいるのはかなり意味深である。


単行本表紙

2022年6月17日に発売した単行本28巻では、ベンケイとワカが二人で表紙を飾った。

それまで二人組の表紙と言えば乾青宗九井一の14巻、河田ナホヤ河田ソウヤの15巻、灰谷蘭灰谷竜胆の19巻の3冊である。そこに晴れてベンケイとワカが加わることになった。

公式Twitterでは表紙お披露目の際、没案となった二種類のデザインも公表され、今までそのようなことがなかったこともあって話題となった。https://twitter.com/toman_official/status/1535211802057146368?s=20

衣装は派手やかな特攻服で、梵(ブラフマン)のものと同じ柄がモチーフに使われている(ベンケイ:蓮、ワカ:牡丹に蝶)。なお、モチーフの花の由来については言及はされていないが、「友誼牡丹蓮(ゆうぎぼたんはす)」という品種の蓮が実在する。

また電子版では残念ながら確認できないが、紙の単行本ではカバー下に別の絵が描かれ、28巻はライバル時代のベンケイとワカの二人であった。

本編で螺愚那六・煌道連合時代の特攻服で登場したのは唯一226話の回想シーンで、その時ベンケイはブーツを履いていたのが、カバー下ではワカとお揃いで地下足袋を履いている。付き合っているのだろうか。


キャラクター名鑑

2023年1月17日に発売した公式キャラクター名鑑『REMEMBER YOU』では、初めてベンケイとワカのプロフィールが公開された。

ワカの失敗談には「朝まで新宿で吞んで記憶失って気付いたら八王子駅の黄色い線の上に線からはみ出ないように寝てた」とあるが、八王子はベンケイが総長をしていた螺愚那六の拠点である。ちなみにベンケイの苦手な人は「酔ったワカ」だそうだが、その割にはベンケイの武勇伝(あるいは失敗談)の欄で仕事終わりによく飲みに行くようなことを述べている。酔ってダル絡みしてくるワカを「この時のワカがほんとに嫌いだ…」と語っているが、同じ初代黒龍で梵(ブラフマン)の明司武臣とは「普段は二人ではいかない」らしいので、ワカと飲みに行くのは満更でもないようである。

二人の尊敬する人の欄には真一郎と並んでお互いの名前が入っている。ライバルだった二人が、いかにその強さをリスペクトし、認め合っていたのかが分かるだろう。

さらに、お気に入りの場所は二人そろって「五条ジム」である。二人が作り出した場所である五条ジムだが、ベンケイの部屋はジム内にありほぼ住居となっている。ベンケイが住んでいる場所を指してお気に入りとするのは、かなり意味深である。

またベンケイの好きなものは五条ジムの近くにある串カツ屋で、ワカがいつも咥えている串はこの串カツ屋の串ではないかと推測もできる。

ベンケイとワカは二人で町内会のイベントにも顔を出しているようで、年寄が集まる囲碁大会に駆り出されている。


モデル

ベンケイとワカは言わずもがな源義経(牛若丸)と武蔵坊弁慶をモデルとしたキャラクターである。室町時代に成立した軍記物語『義経記(ぎけいき)』で、義経と弁慶の話を見ることができ、有名な五条大橋の決闘は『義経記』を元にして書かれた『橋弁慶』に描かれたもので、能の演目にもなっている。

元は敵だった義経と弁慶が生涯を共にする姿は、まさにベンケイとワカに反映されている。

ベンケイとワカの経営する五条ジムはもちろん、必殺技の名前になっている「逆落」も、有名な義経の「鵯越え(ひよどりごえ)の逆落とし」から名付けられ、モデルとなった義経と弁慶をかなり意識しているように思われる。

一ノ谷の戦い:https://rekishi-memo.net/heianjidai/ichinotani_battle.html

ちなみに、『義経記』には義経と弁慶の詠んだ辞世の句が出てくる。

義経を庇って戦死した弁慶の「六道の 道のちまたに 待てよ君 遅れ先立つ 習いありとも」(六道への道の途中で待っていてください。先に立つ順番に前後があっても)に対し、義経が「後の世も また後の世も めぐりあへ 染む紫の 雲の上まで」(後世も、そのまた後世も巡り合って、紫に染まる雲の上(=浄土)まで共に行こう)と返歌を詠んでいる。

仏教界では、親子は一世、夫婦は二世、主従は三世に渡って結ばれる因果があると考えられていた。


関連タグ

東京【腐】リベンジャーズ 荒師慶三 今牛若狭

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