「あらやだ、ごめんなさぁい。捕っちゃった♡」
「それじゃあ、そろそろ…。…見せてやるぜ、真の絶望ってやつをなぁ!」
CV:伊瀬茉莉也
概要
第2期である『クロノ・ストーン』から登場する200年後の未来の意思決定議会「エルドラド」に所属し、過去の改変を行う「ルートエージェント」のひとりで、任務に失敗したアルファに代わり「プロトコル・オメガ」のアップデートチームである「プロトコル・オメガ2.0」のキャプテンを任された少女。
ポジションはFW。背番号10番。
オールスター企画『超次元ドリームマッチ』にも登場する。ポジションはDF。
初出は2012年5月15日に発行されたコロコロコミックに掲載された情報より。
人物
水色の髪で普段は赤紫色の瞳をしているが、豹変すると青紫色の瞳に変化する。
おっとり系な外見に反し小悪魔的で腹黒い一面と、外見性格共に残虐且つ攻撃的な一面を持ち合わせている。
これは二重人格ではなく、ただ豹変するだけである。
普段はラフな丁寧語交じりの口調で話すが、豹変すると少年口調になる。
一人称は「私」と「俺」。
その性格からか、ベータ様などいわれたりする。
きっぱりいえばドS。女王様よばわりされることもある。
攻撃的な性格だが、コトを潔く認める場面も多く、案外姉御肌なシーンも多い。
アルファ派の筆頭であるエイナムとは優位にあるものの、「嫌いな同僚」とも言える微妙な状態となっていたがゴッドエデンでのエイナムたちチームA5の失敗後は上手く扱っている模様。
作中の活躍
本編より1か月前の時間軸にて、日本代表になり替わり、アメリカとの親善試合で試合中の暴力じみたプレーでサッカーを「危険で野蛮なものだ」と認識させ、サッカー禁止法案を施行させる。
そして、その改変を止めにきた雷門を圧倒的戦力で下し、円堂監督の存在を封印し、化身使いを除く選手陣をマインドコントロールによって離脱させた。
前任者のアルファがシリーズ初ボスとして圧倒的な実力差を見せなかったことで、ここでクロノストーン編初の大敗を喫することとなる。
2度目は未来から「覇者の聖典」を持ち出し、その書き手であるマスターDの時代へと渡った雷門の前に立ち塞がる。一度は特訓を経て強化された雷門に押されかけたものの、ゴーストミキシマックスを使い逆転させた。
去り際にマスターDこと円堂大介をクロノ・ストーン状態にし、「覇者の聖典」も持ち去っていった(ただし彼自体は石になっても普通に会話と自由行動ができているため、「覇者の聖典」の内容は本人の口から語られる形で雷門に伝わっている)。
その後は聖典に記された力を求め戦国時代に来た雷門を前に暗躍し、その際は「紅菊」と名乗り、マインドコントロールによってその時代の人間を操り行動していた。
人さらい集団である白鹿組が雷門に敗北をした後は今川義元へと対象を乗り換えて織田側の雷門と蹴鞠戦を繰り広げるも敗北される。
ふてくされた顔をしつつも約束通り大人しくマインドコントロール解除に応じた。
その後は現れた新たなルートエージェント・ガンマと共に帰還し、他のメンバー4人(ザノウ・ガウラ・ネイラ・ドリム)と共にムゲン牢獄へ送られてしまい、フェードアウト。
その後、長らく登場しなかったが、雷門がエルドラド最高戦力の「パーフェクト・カスケイド」を撃破したことで、エルドラドは雷門と共闘を決断。
真に敵対する国家転覆を狙うテロリスト集団「セカンドステージ・チルドレン」とのサッカーによる政権を決める最終戦争「ラグナロク」の開催が決まったタイミングでアルファらルートエージェントと共に復帰。
チームはルートエージェントを中心としつつ神童がリーダーのエルドラドチーム02に所属し、ラグナロク第2試合でギルと戦う。
ギル戦ではルートエージェント同士の派閥争いによる内紛と反雷門姿勢だけが共通認識で同派閥以外にはパスも出さない最悪のチーム状況な上、ザナーク・アバロニクのワンマンプレイでチームは完全に空中分解。
前半終了時点で3点差に追い詰められたが、神童の決死の説得とサカマキのヒントにより神童が覚醒してオフェンスを牽引。
ルートエージェント最速を誇る自慢のスピードを活かしてくれるパスが通った事でアルファとガンマと力を合わせれる事を確信、ムゲン牢獄で修行していた「シュートコマンド24(オメガアタック)」を土壇場で成功させ、1点をもぎ取って反撃の狼煙を上げてからは前半のプレーが嘘のような連携が始まり、アルファの神童へのアシストに続くかのように神童のアシストから「シュートコマンドK02(アテナ・アサルト)」でルートエージェント初の単独ゴールとなる同点弾を叩き込んだ。
そして決勝点はザナークが叩き込み、試合終了。結果2得点を叩き込む大車輪の活躍を見せる。
試合後には感謝を伝える神童に満面のドヤ顔で「別にあなたたちのためにやったわけじゃないですわ。セカンドステージチルドレンに負けるなんてプライドが許しませんもの」とベッタベタなツンデレセリフを言い残し、アルファにも優しい笑顔を向け、エルドラドチーム02での活動を終えた。
最終決戦であるザ・ラグーンとの試合はトウドウに直談判して時空最強イレブンに全てを託したことを伝えるためにロッカールームに現れ、試合をスタジアムで見守った。
ゲーム版ではその後の様子が描かれ、私服姿でメイアとガールズトークを楽しんでいた。
必殺技
- シュートコマンド07(ダブルショット)
- オフェンスコマンド04(スピニングアッパー)
- ノーペナルティ!
- シュートコマンド24(オメガアタック)
無属性のロングシュートと最強シュート技持ちとスキル「むのこころえ」を持たせるだけで文句なしのフォワード採用が可能。
属性一致のドリブル技の「スピニングアッパー」はファウル率が高いが「ノーペナルティ!」で相殺されているのでガンガン使っていける。しかし属性一致とて火力は心許なくこの技のためだけに「ノーペナルティ!」を採用するかも微妙な所。別の強いドリブル技を持たせた場合は切ってしまえばOK。
なお、シュートブロック持ちのブロック技の「ザ・タワー」でも可能。
女性選手のアドバンテージを活かして、「おいろけUP!」を持たせると名だたる男性選手に強気に出れるのは、ガンマやアルファにないストロングポイントである。
化身
化身は虚空の女神アテナ。
「両手に持った銃で相手を弾く」と記載されている。
化身技は「シュートコマンドK02(アテナアサルト)」。
化身アームド
彼女が化身と融合する時や攻撃姿勢に入った際、目の色は変色し、「荒々しい顔」になる。
その力は圧倒的なものであり、基本初回の味方技は成功させるというこれまでのセオリーを破り(一応、劇場版には出ていた物)、アニメでは初登場となる雷門の必殺技を次々に打ち砕いている。
英雄たちのヴィクトリーロード
『小悪魔エージェント』
ベータテスト版最初のアップデートにて参戦するとこが発表された。公式曰く「ベータテストだからベータが参戦できた」との事。