『泣かないで。大丈夫よ』
概要
『カードキャプターさくら』劇場版第2弾『封印されたカード』の終盤に誕生した、最後のさくらカード。
英語名は「THE HOPE」、漢字名は「希望」。
ウェーブがかかった長髪の少女が、羽を生やした大きなハートを抱えている。
誕生の経緯
『封印されたカード』終盤、最後のクロウカード「無」の封印に成功したさくら。
しかしその代償として、側にいた小狼の「一番大切な想い」(=さくらへの想い)を消されそうになってしまう。
さくらが悲痛な声で小狼の名前を呼ぶと……
その声に呼応するように、さくらの懐に残っていた「名前のないカード」が発動。
一筋の光が小狼に向かって発せられた。
そして、『泣かないで。大丈夫よ』という声と共にさくらの手元に降りてきたのが、
この「希望」のカードである。
絵柄は、「無」の少女が「名前のないカード」のハートを抱きかかえているものであった。
カードを手にし、ようやく自分の「本当の想い」を告げたさくらの視線の先には……小狼が微笑みを浮かべて立っていた。
クリアカード編ではアニメ版22話でさくらの回想で登場。英語の授業で「夢(Dream)」の単語を習っているときに、英語の先生に指名されたときにこのカードのことを想起していた。
考察
この「希望」のカードは、「無」が単にさくらカードに変わったのではなく、「名前のないカード」と融合して生まれ変わったものと考えられる。
元々さくらの「一番大切な想い」から生まれた「名前のないカード」が、その力で小狼の「想い」を守り、「無」にプラスの力を与えて「希望」へと生まれ変わらせたのだろう。