「魔法使いは全員……ブッ殺す」
概要
漫画『ドロヘドロ』に登場する、本作のラスボスを務めるキャラクター。名前は悪魔・チダルマによって命名された。
主人公・カイマンやチダルマを上回るほどの巨体(身長4m29cm)の持ち主で、頭にはボロボロの覆面を被り、頭頂部には鋭い角が覆面を突き破る形で生えている(コマによっては、数が6~7本と一定していない)。
手にも鋭く長い爪が生えており、胴体には幾つもの大きなポケットが備わっている。ポケットの中には、巨大なフォークとナイフを武器として収納している。
普段は隠れているが、無数の牙が生えた口があり、狙った標的を補食する。
正体
その正体は、魔法使いに殺されたホールの人間たちの怨念の集合体である。
そのせいか、「魔法使いは殺す」「魔法使いは最低」等、魔法使いを憎むネガティブな言葉を常に呟いており、まともな意志疎通を行うことは不可能。
十字目のボスである壊は、魔法使いを憎む「ホールの意思」の影響によって次々と魔法使いを殺害していたが、物語終盤で異形の怪物と化した壊の死後、ホールで遂に実体化を果たした。
魔法使いに対する怨みの化身のためか、魔法使いだけを標的にしており、ホールの人間や悪魔は対象外の模様。しかし、悪魔化したニカイドウが戦いを挑んだ際には迎え撃っていることから、自身に歯向かう相手を敵として判断する知能はある。