概要
トランクスの形でブリーフと同じ伸縮性のあるフィット素材で作られ、日本では「ボクサーブリーフ」、「ボクサー」、「ボクサーパンツ」(前開き穴のないボクサーブリーフ)、「ニットトランクス」など、メーカーによって呼称は異なる。
体に密着するような構造となっている。通常のブリーフを腿部分を覆う程度まで伸ばし、スパッツ状にしたような構造である。
これまで、ジーンズと合わせる下着はトランクスが主流であったが、密着性の高いジーンズと組み合わせると大腿部の布がまくれるので、いちいち直したりする手間が発生するといった問題があった。かといって、ブリーフにすると屈むとラインが出てしまうという、ファッションとして問題のある欠点もある。そこで、一気に解決する策として登場したのがボクサーブリーフであった。
カルバン・クラインのアンダーウェアブランド・ck Calvin Kleinよりリリースされ、巧みな広告宣伝と普及価格によって世界的に広まったとされる。日本でもファッションを気にする男性(主にモデルやジャニーズタレント)を中心に広まり、現在ではショタやおっさん、爺さんにまで普及するようになった。
しかし、ショタに広まったことでトランクスと共に半ズボン衰退の原因となってしまった。穿くとはみ出る恐れが高いからであろう。勿論、男性のホットパンツ着用者も減る要因にもなった。
ローライズ
上図のように、ボクサーブリーフの中にはゴムバンド位置も通常よりかなり低めに作られているローライズタイプの物も市販されている。これはギャル男、お兄系といったファッションの中にはローライズパンツを使ったコーディネートが含まれるため、ズボンに合わせる場合はローライズタイプが存在するボクサーブリーフかビキニパンツ、ブリーフのいずれかとなる。動きやすさとファッション性を兼ね備えたい場合、ブリーフのように股下が極端に短いタイプのものを着用することも。
見せパン
デザインが豊富なボクサーパンツは当然、ヒップホップのようにルーズなファッションとも相性が良い。特に腰パンついでに下着のゴム部分(もしくはゴムと布地上部)を見せる場合、ボクサーブリーフが大活躍することとなる。この場合、カラフルな配色のパンツが見せパンとして選ばれる傾向が強い。