立て "格の違い"ってヤツをわかりやすく教えてやる
概要
島袋光年 の漫画『世紀末リーダー伝たけし!』に出てくる、リーダー保育園卒園者。つまり、たけしの同輩。7歳。
今まで単なる下ネタ、ギャグと人情話だけだった『たけし!』に最初に登場した強敵であり、通り名は『鬼神』『殺戮マシーン』。凄まじい設定だが7歳。
大体売られた喧嘩は買い、捻りつぶしているので魔界等の異世界を除いて名が挙げられるほど有名でありボンチューの姿を見た途端、怖がってその場から即逃亡する人間もいるほど。
ギャグパートでは隣町から飛んできたゴン蔵(たけしの剛球をキャッチしたせいでぶっ飛ばされた)をワンパンで寸分違わず元の球場まで戻しており、もはや人間ではない。
保育園時代、あのたけしに実力で勝っており園最強に最も近い幼稚園児であったが、『強ければリーダー』という考えに傾倒しており他者を顧みない姿勢とその暴力的な性格ゆえに他の園児たちからは嫌われており、妹のメグがその腹いせに他の園児から報復の対象とされていた(幼稚園児であろうとそんな狭量の人間がよく入園出来たものだが)。そんなメグを励まそうと卒園間近、一番のリーダー的存在に贈られる「リーダーバッジ」の話をし、自分がそれを受け取る事で妹に兄の威厳を示そうとしたのだが結局、強さと同時にみんなからの『信頼』も併せ持っていたたけしがリーダーバッジを授与される事となる。
リーダーとして相応しい実力を持ちながらも、信頼がなかったためにリーダーと認めてもらえなかったある意味悲劇の男でもある。ヤケを起こし園を飛び出したボンチューが目にしたものは自宅から立ち上る黒煙。家で一人留守番していたメグが、救助も間に合わずただ一人火事で亡くなってしまった。
ボンチューはたった一日で全てを喪ってしまった。以来、火と、そこに飛び込むことの出来なかった自分を憎み、ひたすらに強くなりたいと修業に明け暮れる修験者のような7歳になる。
後日談として、たけしに降ろされたメグの霊が火の海にいる中を助けに入り『あの日聞きたかった言葉』をやっと聞けたと、男泣きを魅せた逸話がある。
やたらギャグパートで『金魚の飼い方』とかいう本を読んでいるので、金魚を飼っていると思われ、リーダー道場編以降は「強くてイケメンだが、日常生活においては割と天然ボケをかます」というキャラが定着した。野球編ではたけしの豪速球「りーどぅあばある」を受け止めて遠くまでぶっ飛ばされたゴン蔵を反射的に顔面を殴って送り返した。
身長178㎝、体重73㎏、血液型はAB型。年齢は7歳。即ち、成長中。
9巻以降、マミーと一緒にいることが多く、特に悪さはしていないようだが、普段何をしているのか、そもそも学校行ってるのか謎である。
くどいようだがいちおう7歳。
筋肉モリモリだが7歳である。
初登場時はたけしを庇って負傷した小泉元気の顔を踏みつけ「弱いリーダー」と嘲笑うなど極悪非道な悪役として描かれていたが、たけしに敗れてからは武人の如き性格に変化している。元々、リーダー道場では彼も利用されただけのようなものなので、悪と言うより生物として苛烈な面を強調されたキャラクター。
特にマミー編では、あんどれとかんどれがやられたのをきっかけに四天王ダムーとピース、特攻部隊"黒豹"、カー坊、マミーをほとんど優勢で撃破するという快挙を見せている。馬場はガイ叩いただけなのに…。ぶっちゃけ単純な戦果だけなら主人公のたけし以上である。ただ流石にトニー相手には「いいパンチだ」と言われながら攻撃を軽くあしらわれている。
黒豹との戦いの後にマミーファミリーのアジトに向かう途中、人質として廃屋に捕らわれマミーの手下の変態下っ端構成員に襲われそうになっていた月彦の妹を助けた時には、メグを重ねたためかいつになく優しい表情を見せ、すぐにその場から避難させている。
交友関係
保育園時代は他の園児達からは嫌われていたものの、同期生に対しては悪く思ってないようでマミー編で偶然久しぶりに顔を合わせた際には「誰かと思えば懐かしいメンバーが揃ってるじゃねーか」と少し嬉しそうに発言していた。
- たけし
ライバル。園児時代にたけしが勝てなかった相手であり、リーダー動場での対決でもスーパーたけしになるまでは劣勢だった。
リーダーバッジを貰えなかったこともあって特別に敵視していたが、敗北後は特に気にすることは無くなった。
園児時代からよく絡まれており、20戦喧嘩していて19勝1敗(リーダー祭で水と間違えて酒を飲み酔っていた時に喧嘩を申し込まれた時のもの)。
馬場からはやたらスキンシップが多く、果てには夢にすら出てくるほど。
ボンチューは「ハゲ」と呼びまくっている。
直接的に話すシーンは無いが、マミー編で月彦が捕まっていると知った時に「あの月彦がお前らみたいなボンクラに捕まるとは思えんが…」と発言。久しぶりに顔を合わせた際も彼の妹を無事に帰したことを穏やかに報告したりしていたりと態度が柔らかい。
あのボンチューに人間性の良さを素直に認められている貴重な人物。
園児時代に、京介が編入してきた際に喧嘩を持ちかけてきたが馬場に止められる。以降も現在に至るまで折り合いは悪い。
- マミー
マミー編での対決後は時々勝負したり飲みに行ったりしているらしく、ギャグシーン含め一緒にいることが多い。ライバル兼腐れ縁と言った関係。
ボンチューの強さに惚れてついてきた。ボンチューもただのおっかけとは思っていないようで、2人を襲った四天王ダムーに激怒して追いかけ、そのままダムーとピースをボコボコにしてたけし達と合流した。
13歳中学生で、ボンチューのストーカー。6つも下のボンチューをストーキングしており告白の機会を窺っていたが邪魔扱いされるなどで何度も失敗してきた。
決死の告白で突き飛ばした際に階段から落としてしまい1度記憶喪失にした(5年目のカップルだと嘘もついてる)
この話のボンチューは敬語を話したりと相当なキャラ崩壊を起こしていると同時に圧倒的な強さすら忘れるくらい弱体化した。必見。