概要
ステージ4「ジョリーのリゾート」の市街地一角で骨董品屋を営んでいる男。
作中ではジグソーピースをケースに入れて販売し、「『バンジョーとカズーイの大冒険』で使われていたとの噂もある最高のブツ」として、(設定上は)店そのものを買えてしまうほどの高値をつけている。
また、購入後に再び訪れると再び貴重品を入荷しており、今度はチイトのページがケースに入っているのを確認できる。
その他、同じく前作で使われていた「グランチルダの人形」「ブレンチルダの肖像画」といった妙にマイナーなものも陳列されているあたり、商品の仕入れの腕はなかなか。しかし、後者はガラクタ同然に店の片隅に投げられており、実際彼本人からも(グランチルダ人形ともども)ガラクタ扱いされている。
余談
チイトのページを購入した後の彼との会話には誤記があり、カズーイのセリフが「ええ!きにいらなわ!」となっている。
一見するとオシャレなリゾート地に店を構える骨董品店主で終わるのだが、風貌を良く見ると海賊帽と思われる帽子に義足と、ステレオタイプの海賊そのものの格好。
前作と本作の時系列についてもよく考えてみると、わずか2年のブランクしかなく、したがって彼はたった2年前のブツを、骨董品のレッテルを貼ることで高値を吹っかけていたという背景も浮かび上がってくる。
そして、この街の市長は海賊旗まんまの名前な「ジョリー・ロジャー」。
さらに、この街でのみ使用可能な通貨「ダブルン」があるのだが、コインのデザインはドクロマーク。
そのうえ、この店はダブルンの支払い対応。
しかもレジの裏手には、今しがた運んできましたといわんばかりの、麻袋に入った金・・・。
パブで呑んだくれている自称「恐れ知らずの海のならず者」キャプテン・ブラックアイよりもはるかにブラックな一面をのぞかせる。
なお、彼の店が骨董品屋という設定なのは日本版のみ。英語版などでは骨董品店という設定ではなく、彼(Pawno)の命名由来である「Pawn」が「質」を意味することから、おそらく質屋としての設定で作られたキャラクターではないかと思われる。
店の看板は「Pawno's Emporium」となっており、Emporiumは英語だと大型商店を意味するが、ラテン語だと古代ギリシャの交易所になる。彼がもし海賊だとすると、この店も盗品の交易所としてつじつまが合ってしまう。
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外部リンク
Banjo-Kazooie Wiki(英語) - 日本語版の店名を英訳した場合に「Pawno's Antique Shop」になることが書かれている。